『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』など多くの大ヒット映画を手がけたハリウッド随一のヒットメーカー、デヴィッド・フィンチャー監督が初めてTVドラマ・シリーズに進出し話題となった最新ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』が、ネットドラマで史上初となるエミー賞ドラマ部門監督賞(デヴィッド・フィンチャー)ほか全3部門を受賞した。
「TVドラマが新時代に突入した」
本作が受賞したのは、前述の監督賞のほかに、キャスティング賞(ラレイ・メイフィールド)と、撮影賞[シングル・カメラ・シリーズ部門](アイジル・ブリルド)。ドラマ・シリーズ部門の監督賞といえば、『HOMELAND』『ブレイキング・バッド』など、いずれも超人気作がノミネートされている。そんな中で見事受賞したフィンチャーについて、その実力を賞賛する声はもちろんだが、それと共に、1シーズン全13話を一気に配信する(=一気に新作ドラマを最後まで見せることができる)放送形態について「TVドラマが新時代に突入した」と観る声も多い。この受賞をきっかけに、今後ネットドラマの存在が大きくなっていくことはまちがいないだろう。
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』をお見逃しなく
エミー賞を受賞し、ますます注目が集まる『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は、いよいよ来月から日本でも放送される。10月5日(土)からは、NOTTVにて23:00~、そしてイマジカBSでは10月9日(水)23:00~。いずれも初回は1,2章連続で放送される。海外ドラマ好きはもちろん、ちょっと気になる視聴者もぜひこの機会にチェックしてほしい。
(海外ドラマNAVI)
Photo:勝利のVサイン! 『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 (c)2013 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.