『アンダー・ザ・ドーム』の結末はもう決まっている!

アメリカでこの夏に放送されるやいなや大反響を呼び、日本でもDlifeで放送中の『アンダー・ザ・ドーム』。その製作総指揮者のひとり、ニール・ベアーによると、物語の結末はもう決まっているという。

スティーヴン・キングの原作小説では一週間の出来事が描かれているのに対し、ドラマ版ではもっと長い期間にわたる物語になること、それにともない、原作の設定にさまざまな変更が加えられたことは、すでに報じられている。

その本作について、ベアーはDigital Spyのインタビューで次のように話している。「物語がどのような結末を迎えるのかはもう決めてある。原作とは違うんだ。"結末を知っているのにどうしてドラマを観る必要があるんですか?"と言われたら、"ドラマ版もすごい話になるし、その結末は誰も知らないんですよ"と答えることにしてるよ」

また、シーズン2の製作が決まったことについては、「1シーズンよりも長く続くことは最初から願っていた。実際に放送されるまではどうなるか決してわからないからね。第1話の放送時点では、すでに10話分の撮影が終わっていたから、後戻りして内容をいじることもできなかった。スティーヴン・キングにずいぶん助けられたよ」と話している。

ちなみに、結末を知っているのは、ベアー本人と、同じく製作総指揮者のブライアン・K・ヴォーン、そしてキングの3人だけとのこと。

さらに、ドラマ版の全体の長さは5シーズンが理想的で、1シーズンあたりのエピソード数は今後も13話にとどめたいとも。一話完結式のドラマと違い、本作のようなSFドラマでは謎を引っ張ることが多いので、エピソード数はむやみに増やしたくないようだ。

原作小説よりも長いスパンにわたる物語を、どのように描くのかが気になる本作。ドラマ版の結末は原作と違うそうなので、ネタばれが怖くて小説はまだ、という人も、安心して読むことができそうだ。(海外ドラマNAVI)


Photo:『アンダー・ザ・ドーム』
(c)2013 CBS Studios Inc.