『ゲーム・オブ・スローンズ』に見る、生き残りに有効な戦略とは!?

『ゲーム・オブ・スローンズ』は、架空の大陸"ウェスタロス"を舞台にした、玉座をめぐる争いを描いた大河ファンタジードラマ。本作で権力闘争や生き残りをかけて戦うキャラクターを演じるキャストたちが、ドラマの中で描かれている様々な戦略に対してそれぞれの考えを語っている。

◆持ちうる圧力(政治的・軍事的)は全て使うべし
タイウィン(チャールズ・ダンス)は、息子ジェイミー役を演じるニコライ・コスター=ワルドーも「タイウィンを好きかどうかは別にして、彼はこの世界でとても巧く立ち回っている。優れた政治家だ」とコメントするほどの策略家。"ブラック・ウォーターの戦い"で見せた軍事力から、裕福なタイレル家との同盟など、可能な手段をすべて用いて一族の支配力の維持に努めている。

◆婚姻は企業同士の合併のようなもの
ラニスター家が"鉄の玉座"を手にしているのに対して、タイレル家は彼らが必要としている黄金を持っている。そこで極悪非道の若き王ジョフリー(ジャック・グリーソン)とタイレル家のマージェリー(ナタリー・ドーマー)の婚姻が行われることに。ナタリーはこの結婚について「マージェリーは、"チーム・タイレル"の一員で玉座の裏側で権力を握るためにお金を払おうとしているの。純粋なる、政治的な動きね」とコメントしている。

◆忠誠は交渉で手に入れられるが、それだけでは生き残ることはできない
本作でスタークス家の家長ネッド(ショーン・ビーン)を裏切り、処世術で大蔵大臣まで上り詰めた"裏切りの達人"ピーター・"リトルフィンガー"・ベイリッシュ。エイダン・ギレンは自身の演じるピーターについて「注意深く誰の味方につくか、もっと言うならば、周りから自分が誰の味方だと思われるか意識して、自分が最も良い立場になるようにしている。リトルフィンガーは、とても計算高く移り気なんだ」と語る。

ウェスタロスに生きるキャラクターを演じる俳優たちだからこそ、それぞれが権力を握るためにめぐらせている策略や生き残りのための戦略をリアルに感じているようだ。

『ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-』
【STAR3】(二ヵ国語版)4月20日(日)より毎週日曜日よる10:00~
【STAR1】(字幕版)4月21日 (月) より毎週月曜日よる9:00~
より放送スタート。

(海外ドラマNAVI)


Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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