イギリスで8月23日より放送がスタートする『ドクター・フー』のシーズン8。マット・スミスと交替し、12代目ドクターを演じるピーター・キャパルディが登場するということで期待が高まっているが、やはりファンが気になるのは引き続き登場するコンパニオン、クレアとの関係だ。
(以下、ややネタばれが含まれるので注意してください)
シーズン7で身を投げ出してドクターを救ったクレアだけに、もしかしてドクターと恋愛関係になるのではないか、との憶測が飛び交っている。いや、もしかしたらファンの淡い願望とも言えるかもしれない。しかし、英Radio Timesによると、新ドクター役のピーターとショーランナーのスティーヴン・モファットはそれをきっぱり否定したという。
ターディス内での恋愛については、まずピーターが完全否定。さらに製作関係者もクレアとドクターについていかなるロマンスも予定していないと言っている。これは、ピーターとモファットの共通意見のようだ。
「そういう色めきだったものはない。それは確実だ。(僕が演じる)ドクターの関心はそこにはないからね」とピーター。「(ドクターとクレアは)確かにとても面白い関係だが、仲のいい"父と娘"みたいな恋人なんてやめてほしいと言ったんだ。そういう雰囲気になりそうなところはあったと思うが、僕が絶対に譲らなかった」と、ピーターは恋愛要素を拒否したらしい。
しかし、製作関係者によるとドクターとクレアがいい雰囲気になるというアイデアなど、そもそも入れるつもりはなかったという。「クレアとドクターの恋愛の可能性なんてまったくなかったですね。これはモファットとピーターの共通意見で、ロマンスはなしと決まっていました」
これまでも旅の仲間であるコンパニオンとの恋を匂わせる展開はあった。確かにマット・スミスは最年少ドクターで外見的な年齢もクレアと近かった。しかし、ピーターは55歳のドクターだ。クレアでは相手としては若すぎるかも!?
ちなみに、初代ドクターを演じたウィリアム・ハートネルも同じく55歳だった。他のドクターたちより、無愛想で頑固者、そして孫娘と旅をしていたので、恋愛要素はなかった。もしかして、新ドクターは原点回帰で初代に近いのかも!?
いずれにせよ、マットの最年少ドクターとはかなり色合いが違う世界が楽しめそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ドクター・フー』
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