1960年代のファミリー向けSFドラマ『宇宙家族ロビンソン』をリブートする動きがあることを、Deadline.comが伝えた。

『宇宙家族ロビンソン』は、『原子力潜水艦シービュー号』『タイムトンネル』のアーウィン・アレンが企画・製作した作品で、1965年から米CBSで3シーズンにわたって放送された。

オリジナル版の物語の舞台は1997年の未来。アルファ・セントリー星に向けて出発したロビンソン一家は、旅の途中で遭難し、宇宙の迷子となってしまう。その旅の軌跡を描くストーリーは、話数が進むにしたがいコメディ色が強くなり、一家と行動をともにするドクター・スミスと相棒のロボット、フライディの珍妙なやりとりが見せ場になっていった。1998年には、映画『ロスト・イン・スペース』としてリメイクされ、ウィリアム・ハート、ゲイリー・オールドマンほかが出演している。

そして、今回のリブート企画を動かしているのは、制作会社のレジェンダリーTV。映画『ドラキュラZERO』(日本で10月31日劇場公開)の脚本を手がけたマット・サザマとバーク・シャープレスが、脚本・製作総指揮を担当する。

『宇宙家族ロビンソン』をTVに向けてリブートする試みは過去にもあって、10年前にはジョン・ウー(『男たちの挽歌』)の監督により、パイロットが作られたこともあったが、結局シリーズ化にはいたらなかった。今回のリブート企画はどうなるのか、進展に注目したい。(海外ドラマNAVI)