世界的大ベストセラーとなった官能小説を映画化した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(以下『フィフティ~』)は、SMプレイやボンテージといった際どいシーンが満載の作品。主役のクリスチャン・グレイを演じるにあたって、SMプレイについてリサーチしたいうジェイミー・ドーナンが、その行為について思うところを語っている。
海外男性ファッション誌「GQ」英版2月号のインタビューで、アブノーマルな性的プレイについてジェイミーが赤裸々に明かしている。「僕は何事にも偏見を持たないから、SMにも抵抗はないよ。そういった行為が好きな人は、それはそれでいいと思う。なかには女性に対する暴力的な行為だっていう人もいるけど、SMプレイでは男性の方が服従することが多いんだ。それに合意のうえでやってるわけだし、僕にしてみれば飛行機マニアの方が変だって思う。SMに入れ込んでる人は理解できるけど、ヒースロー空港でライアンエアー(アイルランドの航空会社)が飛んで来るのを待つ人は理解できないね」と、SMプレイを寛大に受け止めているとのこと。
また、「グレイ役のためにリサーチした時に現実を知ったんだ。実際にこの目で見た者の意見では、SMは全然セクシーじゃないよ。地下牢でぬるいビールを飲みながら、支配者が服従者と楽しんでいるところを観察したけど、ダークでもなければアブない感じでもなかった。笑いながらプレイしていて、陽気で楽しい雰囲気だったよ」と語り、SMプレイに対する先入観を覆されてしまったようだ。
映画化にあたり、グレイ役のキャスティングを巡ってファンが著名運動を展開したり、役に決定していたチャーリー・ハナムが降板したりと、公開前から話題を呼んでいた本作。それだけに、ジェイミーがどのようなグレイ像を作り上げたのか注目したいところだ。
『フィフティ~』はアメリカと同時公開、2月13日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジェイミー・ドーナン
(c)ABC Studios