ゲイリー・シニーズがリーダー! 『クリミナル・マインド』新スピンオフ! 『Criminal Minds: Beyond Borders』

犯罪捜査ドラマが大好きな皆さん! 『CSI:ニューヨーク』のマック・テイラー役でお馴染みのゲイリー・シニーズが、新しいドラマの主役として戻って来ましたよ~! そのドラマとは...大人気犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』の新しいスピンオフ! 「『クリミナル・マインド』のスピンオフって、以前にもあったよね?」と思う海外ドラマファンも多いだろう。確かに2011年に『クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル』というスピンオフが放送されたが、残念ながら1シーズンのみでキャンセルとなっている。今回、新たに製作された『Criminal Minds: Beyond Borders(原題)』は、"国境を越えて"というサブタイトル通り、海外で事件に巻き込まれたり、行方不明になった米国人を救助するために世界中を飛び回るFBIトップチームについて描かれている。

ゲイリー・シニーズ

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ちなみに『クリミナル・マインド』シーズン10第19話で、本家BAUチームと合同捜査するパイロット版が紹介されている。

このスピンオフの主役はIRT(International Response Team)、つまり国際対応チーム

ゲイリーは、FBI勤務20年のベテランで信望が厚いチームリーダーのジャック・ギャレットを演じる。本家でデヴィッド・ロッシを演じているジョー・マンテーニャとゲイリーは、私生活でも大の仲良しの親友だが、ドラマ内でもジャックと旧知の仲という設定で第1話にロッシがゲスト出演している。

ジョー・マンテーニャ

では他のメンバーも紹介しよう。

本家でいえば、モーガンのような肉体派スポーツマン・タイプで、率先してドアを蹴り壊す役(笑)は、ダニエル・ヘニー演じるマシュー・シモンズ特別捜査官。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などに出演しているダニエルは188cmという長身で、スラ~リと長い足でドアをバ~ンと蹴る姿が実にカッコイイ! モーターバイクをかっ飛ばす姿もサマになっている。

ダニエル・ヘニー

そして役柄上、ジャックは5人の子持ち! マシューは4人の子持ち! それぞれ夫婦仲も円満♪ という設定は珍しいかも知れない。なにしろ犯罪捜査ドラマの刑事や捜査官って、配偶者と死別または別居、離婚していて、独身という設定が多いですよね~。でも実際、こんなに頻繁に海外出張している夫を持つ妻は家事や子育てで大変だろうな~。

さらに、世界中を飛び回るメンバーと離れて米国内に残り、被害者家族ヘの応対もする渉外係であると同時に情報分析官でもあるラス・"モンティ"・モンゴメリーをタイラー・ジェームズ・ウィリアムズ『ウォーキング・デッド』のノア)が演じている。本家のJJ(渉外と広報)+ガルシア(IT技術関係)+リード(知識豊富な頭脳)という3人の役割を一人3役で担当している感じである。特にガルシアとはオフィスは違うが同じFBIビルで働いていることもあり、よく会話する仲という設定で、ガルシアもエピソードにゲスト出演している。

タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ

ちなみに、パイロット版で登場した女性捜査官役のアンナ・ガンは本編には登場していない。彼女の代わりにレギュラー加入したのが、『CSI:マイアミ』のマリソル・デルコ役でお馴染みのアラナ・デ・ラ・ガーザ。アラナは、旅慣れていて世界の文化について詳しく、13言語を話す!文化人類学者でもあるクララ・シーガー特別捜査官を演じる。『ブレイキング・バッド』のスカイラー役で知られるアンナは私の好きな女優だが、パイロット版を観た時に、「彼女は少々シリアス過ぎるな~。違うタイプの女性キャラがイイかも...」と感じたので、本編でアラナに代わったことは正解だと思う。

アラナ・デ・ラ・ガーザ

さらにもう一人、本家にない役柄としてメイ・ジャーヴィス検死官(アニー・ファンケ)がいる。通常、検死官というと、遺体安置室で黙々と死因を調べている印象が強いが、彼女は海外にも同行。外国では部外者ということで検死を許可されない状態では、現地警察の眼を盗んでコソコソと内緒で検死チェックもしてしまうチャッカリ者でもある。

(左から)ダニエル・ヘニー、タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ、アニー・ファンケ

現在、米国で放送されているエピソードでは、タイ・バンコク、インド・ムンバイ、エジプト・カイロ、フランス・パリ、そして日本・東京も、事件の舞台として登場。東京編では、俳優の小澤征悦が刑事役で出演しているのだ。あっ! ゲイリーとアラナの日本語のセリフも少しありますよ♪

本家のエピソードでも、BAUチームと現地警察が捜査方法や意見の違いから問題が生じることは時々あるが、IRTチームはさらに大変だ。米国とは捜査方法も異なって思うように事態が進まない場合があったり、それぞれの国の法律や文化、風習を考慮しながら意思の疎通を図って、事件を解決していかなければならない。本家より大きなプライベート飛行機に乗って、四輪駆動車とモーターバイクも積み込んで! 要請があれば、チームは世界中どこへでも飛んで行くのだ。

「世界的に有名なFBIとはいえ、現地の警察を差し置いて、なぜそこまで外国で大胆に行動できるの?」とか「世界中どこでも、誰にでも英語が通じて、皆が英語をペラペラ話すかな?」とか「外国について少しステレオ・タイプな描写かも?」という疑問も生じたりするが、この際、それらについては敢えて突っ込まずに(笑)世界中を旅行した気分で楽しんで観よう♪ 今後、本家とのクロスオーヴァー・エピソードも期待してしまう!

(左から)ゲイリー・シニーズ、アラナ・デ・ラ・ガーザ、ダニエル・ヘニー

 

Photo:ゲイリー・シニーズ (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net ジョー・マンテーニャ (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net ダニエル・ヘニー (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net アラナ・デ・ラ・ガーザ (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net (左から)ダニエル・ヘニー、タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ、アニー・ファンケ (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net (左から)ゲイリー・シニーズ、アラナ・デ・ラ・ガーザ、ダニエル・ヘニー (C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net