『アベンジャーズ』や『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』で数々の映画記録を塗り替え続けるマーベル・スタジオが贈る、ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えた最新作『Doctor Strange（原題）』。その邦題（『ドクター・ストレンジ』）と公開日（2017年1月27日）が決定し、ポスタービジュアルと特報も解禁となった。
満を持してマーベル映画初主演を飾るベネディクトのヒゲや赤いマスクの衣装が早くからファンの話題となっていた本作。ポスター画像ではそうした彼の新鮮な姿を見ることができるだけでなく、「その男、上から目線の天才外科医」と、彼の出世作『SHERLOCK／シャーロック』のキャラクターを彷彿とさせるようなキャッチコピーも添えられている。
また、今回解禁となった特報は、先日行われたサンディエゴ・コミコン・インターナショナル（以下コミコン）でいち早く公開された際、会場中が大歓声に包まれたという映像だ。マーベルのヒーローたちの中では珍しく魔術を用いるヒーローだけあり、普段のマーベル作品とはひと味違う映像が広がっている。
主人公は、天才的な脳外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なったストレンジ。彼は完璧だった人生を取り戻そうと様々な治療を試みるが、どんな最先端医療をもってしても両手が完治する見込みはなく、財産も使い果たすことに。また、職を失い堕落しても天才外科医だった頃の『アイアンマン』のトニー・スタークさながらの上から目線は治ることはなく、周囲の人々からも見放されてしまう。全てを失ったストレンジは、ついにどんな傷も治せるという魔術師を頼るのだが...。
さらには、コミコンで登壇したベネディクトのコメントも届いている。「（今までの映画とは）スケールが全く違うよ。これまで演じてきた（アイコン的な）キャラクターとも全く違う。ストレンジは、自分が社会的にも人間的にも上の方に位置していると思っていて、それに自信を持っている。でも事故で全てを失った時、自分には何もないことに気がつくというストーリーなんだ。僕はこんなにも大勢のファンの前に立ったことはないと思う。しかもみんなは一日中並んでいたって聞いて、本当に凄いと思ったし、一緒にこの特報を初めて見たんだけど、少しでも喜んでもらえたらいいな」
ベネディクトのほか、彼とは『それでも夜は明ける』で共演したキウェテル・イジョフォー、『ハンニバル』のマッツ・ミケルセン、『シャーロック・ホームズ』のレイチェル・マクアダムス、『ナルニア国物語』のティルダ・スウィントンなどが出演。監督を務めるのは、『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン。
マーベル史上最もミステリアスとも言われるヒーローの誕生を描く『ドクター・ストレンジ』は、2017年1月27日（金）より全国ロードショー。
Photo：『ドクター・ストレンジ』
(C) 2016 Marvel.
