『ザ・オフィス』ジョン・クラシンスキー、新ジャック・ライアン役は恐怖だった!

ベストセラー作家トム・クランシーの小説に登場するCIA分析官ジャック・ライアンを主人公にしたAmazonのドラマシリーズ化が決まったことは先日お伝えした通り。同作の主演に決まっている『ザ・オフィス』のジョン・クラシンスキーが、この抜擢に重圧を感じていたことを明かしている。

米Deadlineのインタビューに応えたジョンは、「そうそうたる顔ぶれが演じてきたこの役を受けるのは、少し怖い経験だったね」と、これまでに製作された5本の映画版で、アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレック、クリス・パインが演じてきたジャック役を引き継ぐことに恐怖を覚えたことを告白。そして、「でも、大きなチャンスでもあった」とも続けた。

またジョンは、「ジャック・ライアンはジェームズ・ボンドに似た存在だね。もっとも、相手役の女性はほとんど出てこないけど。絶対的に信頼できる彼こそが本当の男だよ。彼が持っている"スーパーパワー"は知性だね」と、英国の人気スパイと重ね合わせて同役の魅力に言及。

そして、映画ではなく10話構成とのドラマシリーズとして描かれることについては、「ジャックが大きな問題に取り組む姿を描くのに2時間では少なすぎて、結果的にアクションシーンの多い作品になってしまう。でも10話構成のドラマなら、彼が知性をもって問題の核心に迫るまでの過程をじっくり描くことができる。だから、映画版とはかなり違った作品になるはずだよ」と自信をのぞかせている。

小説におけるジャック・ライアンは、CIA分析官からスタートしたのち、アメリカ合衆国大統領にまで上り詰めるが、今回のドラマ版は、原作を元にしたオリジナルの物語になるという。クリエイターの『ベイツ・モーテル』のカールトン・キューズと『FRINGE/フリンジ』のグレアム・ローランドが脚本も手掛ける。製作総指揮には、『ザ・ラストシップ』のマイケル・ベイ、『ミュータント・タートルズ』のブラッドリー・フラーやアンドリュー・フォームが名を連ねる。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジョン・クラシンスキー
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