亡きジーン・ワイルダーをジム・キャリーや"ジェームズ・ボンド"が追悼

『夢のチョコレート工場』や『プロデューサーズ』で知られるジーン・ワイルダーが83歳で亡くなったことはお伝えした通り。コメディ作品を中心に活躍した人気俳優を惜しんでハリウッド内外からメッセージが寄せられている。英Digital Spyが報じた。

『プロデューサーズ』でアカデミー賞助演男優賞に、『ヤング・フランケンシュタイン』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたジーンは、そのほかには『新シャーロック・ホームズ/おかしな弟の大冒険』『ブレージングサドル』などに出演。今月22日にアルツハイマー型認知症の合併症により息を引き取ったことが明かされていた。

人気コメディ俳優のジム・キャリーは、「ジーン・ワイルダーは最高に面白くて素敵なエネルギーに満ち溢れていた。もしも天国が存在するのなら、彼はそこに入れるゴールデンチケットを持ってるはずだよ」と、『夢のチョコレート工場』で秘密の工場に入るために必要なチケットになぞらえて先輩を称賛。

『007』シリーズの3代目ジェームズ・ボンドとして知られるロジャー・ムーアは、「ジーン、安らかに眠ってくれ。『サンデー・ラバーズ』で一緒に仕事したことはいい思い出だよ」と、かつて共演した日々を回想。『ふたりは友達? ウィル&グレイス』でレジェンドと共演したデブラ・メッシングも、「世界を笑いと知性で満たした彼と、ともに仕事をしてその心に触れることができたのは、言葉に言い表せないくらい特別な経験だったわ」と述べている。

そして、ジーンと『プロデューサーズ』や『ヤング・フランケンシュタイン』で仕事をしてきた50年来の友人である監督・脚本家のメル・ブルックスは、「ジーンは我々の世代で最も才能がある一人だった。一緒に作った映画すべてに彼は魔法をかけてくれた。そして私には素晴らしい友情を与えてくれた」と、故人を称えた。

そのほかにも、リッキー・ジャーヴェイス(『ザ・オフィス』)、スティーヴン・フライ(『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』)、ラッセル・クロウ(『グラディエーター』)、エリック・マコーマック(『ウィル&グレイス』)、アルバート・ブルックス(『ファインディング・ニモ』)、ジョージ・タケイ(『スタートレック』)、マーク・ゲイディス(『SHERLOCK/シャーロック』)、マーガレット・チョー(『私はラブ・リーガル』)、ビリー・クリスタル(『アナライズ・ミー』)、ボブ・サゲット(『フルハウス』)、ニール・パトリック・ハリス(『ママと恋に落ちるまで』)、ジェフリー・タンバー(『トランスペアレント』)、イライジャ・ウッド(『ロード・オブ・ザ・リング』)、ウゾ・アドゥーバ(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)など、様々な面々が追悼のメッセージを寄せている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジム・キャリー
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