『HOMELAND』ショーランナー、シーズン8で完結の考えを明かす

2017年1月からのシーズン6放送開始を前にシーズン7&8への更新が正式に決定した米Showtimeの『HOMELAND』だが、ショーランナーを務めるアレックス・ガンサが、同シリーズをシーズン8で終了させる考えがあることを明かした。米Deadlineが報じている。

今月17日(土)、Showtimeのエミー賞プレパーティーに参加したガンサは、最終的な決定は放送局のShowtimeが決断するとしながらも、もし自分が今後もショーランナーを続けていくことになるのであれば、シーズン8で終了させるだろうと明かした。シーズンごとに新たな展開を描き続ける同作は、当然やり甲斐も感じるがその分ストレスも大きく、骨の折れる作業が続くのだと、シリーズを製作する苦労が大きいことを理由に挙げている。

先月半ば、Showtimeは制作会社であるFox 21との契約を3シーズン分、シーズン8まで更新したことを発表。今後の展開については不透明ながら、ショーランナーのガンサ、製作総指揮者のハワード・ゴードン、主演のクレア・デインズらは続投すると伝えられていた。これまでドイツや南アフリカにも舞台を移し、過酷な撮影を続けてきた本作だが、ガンサは今後のシーズンでイスラエルでの撮影を熱望しているという。

現在、脚本執筆と撮影が同時に進められているシーズン6は、舞台をニューヨークに戻し、今話題の大統領選挙の様子が描かれる予定。次期大統領候補エリザベス・キーン役のエリザベス・マーヴェル(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)、彼女の護衛に就く国防総省の将軍ジェイミー・マクレンドン役のロバート・ネッパー(『プリズン・ブレイク』)、エリザベスの選挙スタッフのチーフ役のヒル・ハーパー(『CSI:NY』)、ニューヨーク市立大学の法学教授役のパトリック・サボンギ(『THE FLASH/フラッシュ』)、FBI特別捜査官のレイ・コンリン役のドミニク・フムザ(『ナース・ジャッキー』)らの出演も決定している。

『HOMELAND』は9月18日(日)に授賞式が行われた本年度のエミー賞で作品賞、主演女優賞(クレア・デインズ)、監督賞(レスリー・リンカ・グラッター)などにノミネートされていた。シーズン6は米Showtimeにて2017年1月15日から放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『HOMELAND』シーズン5
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