『マッドマックス』トム・ハーディ、連続殺人鬼とエイリアンのドラマを制作へ

昨年、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『レヴェナント:蘇えりし者』で高い評価を受け各映画賞に引っ張りだこだったトム・ハーディが、米NBCでクライムスリラーの『Pendulum(原題)』とSFドラマの『Trees(原題)』を制作することが明らかになった。

米Varietyによると、NBCユニバーサル・インターナショナル・スタジオは、この2本のドラマのためにトムの制作プロダクションHardy Son & Bakerとファーストルック契約を結んだとのこと。

『Pendulum』は、デジタルの裏社会を舞台に、連続殺人鬼の標的となってしまった人物を描く。英国人作家アダム・ハムディの新作小説が原作で、書籍は今年の11月にイギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドで、来年6月にアメリカで出版される。ハムディも製作総指揮としてTVシリーズの制作に参加する。NBCユニバーサル・インターナショナル・スタジオのプログラミング部門副社長トム・コーアンは、「『Pendulum』の物語は、デジタル文化が根付いている私たちの社会を取り上げるというコンセプトとそのスリルが、世界中の視聴者にアピールできるものだと、すぐに確信しました。ハムディとともにこの小説を映像化し、作品をバイヤーに引き渡すことをとても楽しみにしています」とコメントしている。

一方の『Trees』は、ワーレン・エリスとジェイソン・ハワードのSFコミックが原作。地球に宇宙人が来てから10年後の世界が舞台で、人間は他の惑星へ移住するか、宇宙人と交流するか、人間の生活と社会を認めてもらうかという淵に立たされている。中国から北極圏にまで広がる彼らのコミュニティが、無言の圧力と奇妙な変化をもたらす様子が描かれる。

トムは昨年公開された主演映画『レジェンド 狂気の美学』でも製作総指揮を務めている。(海外ドラマNAVI)

Photo:トム・ハーディ
(C)Kazuki Hirata/HollywoodNewsWire.net