『ブラック・スワン』の演技でアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンが製作・主演を務める映画『ジェーン』は、『スター・ウォーズ』シリーズの面々が再集結していることでも話題となっている。
『スター・ウォーズ』でアミダラ役だったナタリーが今回演じるのは、運命に翻弄されながらも家族のために生きる主人公ジェーン。そんなジェーンを追い詰める敵、ジョン・ビショップには、オビ・ワン=ケノービとしてアミダラを支えていたユアン・マクレガーが扮している。メイクアップの効果もあり、普段のイメージとはかなり異なる外見にも注目だ。そして絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べる元恋人ダン・フロスト役には、アミダラとアナキンの子を育てるアナキンの義弟オーウェン・ラーズを演じたジョエル・エドガートンがキャスティングされている。
大ヒットSF映画シリーズでは味方として力を合わせていた3人だが、本作でのナタリーとユアンのキャラクターは対立と、その関係が一変。一方、ジョエルはオーウェンの時と同じく"子ども"に関係した複雑なパートを担う。『スター・ウォーズ』シリーズでの3者と比較するとより楽しめるキャスティングだ。
2011年度のブラック・リスト(製作前の脚本を対象に、ハリウッドのスタジオ重役らが行う人気投票)で上位にランクインしたブライアン・ダッフィールドの脚本を、『スター・ウォーズ』でおなじみのキャストら豪華俳優陣で映画化した『ジェーン』。銀河系に続いて、今度は雄大なる西部の大地を舞台に、一人の女性の人生が描かれる。
アメリカ西部で夫、娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン。しかしある日、夫が撃たれて逃げ帰ってきた。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続けて全てを奪い去るジョン・ビショップの恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、藁にもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人ダンに助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女は今、愛のために銃を取る――。
ナタリー、ユアン、ジョエルのほかには、『ジ・アメリカンズ』のノア・エメリッヒ、『ウエストワールド』のロドリゴ・サントロ、『ナルコス』のボイド・ホルブルックなどが出演。監督は、ベン・アフレック主演の『ザ・コンサルタント』が全米で大ヒット中のギャヴィン・オコナー。
『ジェーン』は10月22日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ジェーン』
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