Netflixが考える失敗作はあのドラマ!

人気映画やTVシリーズの配信だけではなく、近年は『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』や『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』など、オリジナルシリーズをヒットさせているNetflix。視聴率は公表していない同サービスだが、コンテンツ部門代表テッド・サランドスが"失敗"したと思うドラマを明かした。英Digital Spyが伝えている。

彼が失敗したと感じたのは、人気ミュージカル映画『ロック・オブ・エイジス』や、キアヌ・リーブス主演のホラー映画『ノック・ノック』を手掛けたイーライ・ロスが製作総指揮を務める『ヘムロック・グローヴ』。サランドス曰く、Netflixが期待したほどの視聴数は稼げなかったようで、「『ヘムロック・グローヴ』は、(上手くいかなかった作品の)その例だね。私たちが思っていたようには視聴者を掴むことができなかった」と、英Daily Telegraphに明かした。

『ヘムロック・グローヴ』は、ブライアン・マクグリーヴィ作の同名小説が原作で、ペンシルヴァニア州の元製鋼所を中心に栄えた町、ヘムロック・グローヴが舞台。17歳の少女が殺された事件をきっかけに、今は荒廃した町に暮らすエキセントリックな住人たちの素顔を描く。出演は、『X-MEN』のジーン・グレイ役で知られるファムケ・ヤンセンをはじめ、ビル・スカルスガルド(『アンナ・カレーニナ』)、ダグレイ・スコット(『エバーアフター』『ミッション:インポッシブル2』)ら。

それでも、『ヘムロック・グローヴ』と同じジャンルの『ストレンジャー・シングス』は期待を超える高評価を得て、ヒットしており、サランドスはこれからも大きな賭けを続けていくつもりだと語る。また、NetflixはTV放送とは違い、"短い時間"で測れるものではないと述べ、「視聴者は配信された初週には見ないかもしれない。でも、それでもいいんだ。いつか見てくれる時が来るかもしれないんだから」と、配信サービスならではの意見を示した。

Netflixでは、人気ドラマ『ギルモア・ガールズ』のリブート版『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』が11月25日(金)から、大ヒットシットコム『フルハウス』のリブート版『フラーハウス』シーズン2が12月9日(金)から配信される。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflix