ストーカー映画『ルームメイト』を米NBCがドラマ化

1992年に公開されヒットしたストーカー映画『ルームメイト』のリブート版が、米NBCにてTVシリーズとして製作されることが分かった。米TV Lineが報じている。

『ルームメイト』は、ジョン・ラッツ著の原作「同居人求む」を、『運命の逆転』でアカデミー賞にノミネートされたバーベット・シュローダーが映画化して話題を集めた作品。ケンカが原因で同棲相手を追い出したアリーが、経済的理由から同居人募集。それを見てやってきたヘディは、アリーとは全くタイプの異なる女性で、二人は意気投合するも、次第にヘディはアリーの真似をするようになっていく...というストーリーだった。

このほど米Hollywood Reporterが伝えた情報によれば、脚本はすでに上がっており、ジュード・ロウ主演のSFサスペンス『レポゼッション・メン』を手掛けたエリック・ガルシアが執筆。映画ではニューヨークだった舞台が、サンフランシスコに移されるという。オリジナル版ではアリー役をブリジット・フォンダ(『スキャンダル』)、ヘディ役をジェニファー・ジェイソン・リー(『ヘイトフル・エイト』)が演じていた。

この映画も公開された80年代後半から90年代前半は"サイコ・スリラー"がトレンドの時代で、マイケル・ダグラス&グレン・クローズ主演の『危険な情事』や、全てを失った女性の復讐劇を描いた『ゆりかごを揺らす手』などがその代表だ。

"ヒット映画のTVシリーズ化"ブームはますます勢いを増しており、最近では、米Showtimeが『アメリカン・ジゴロ』、米ABCが『エネミー・オブ・アメリカ』、米CWが『ロストボーイ』の製作を発表している。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『ルームメイト』でアリー役を演じたブリジット・フォンダ
Izumi Hasegawa / www.HollywoodNewsWire.net