『ナイト・マネジャー』原作者の小説、再び米AMCでTVシリーズ化!

今月9日(日)に開催された第74回ゴールデン・グローブ賞のミニシリーズ/テレビムービー部門にて、男優賞をトム・ヒドルストン、助演男優賞をヒュー・ローリーが制した『ナイト・マネジャー』。本作や『裏切りのサーカス』などで知られるスパイ小説家ジョン・ル・カレの作品が、再び米AMCでTVシリーズ化されることが明らかとなった。米TV Lineなどが報じている。

AMCが、『ナイト・マネジャー』に続き英BBCとタッグを組むのは、1963年に出版された小説「寒い国から帰ったスパイ」。主人公は、東ドイツ諜報機関の実力者ムントを失脚させるため、東ドイツに潜入した英情報部員アレックス・リーマス。リーマスは、ムントに敵対するフィードラーに接触してムントが二重スパイであると告発し、任務は上手くいったように見えたが...という冷戦時代を舞台にした作品だ。

1965年には、リチャード・バートン(『じゃじゃ馬ならし』)主演で映画化もされ、ミニシリーズとして甦る本作で脚本を手掛けるのは、英コメディ映画『フル・モンティ』でオスカー候補になったサイモン・ボーフォイ。原作者のル・カレ自身も、「TVシリーズ化を楽しみにしている」とコメントしている。

果たして、このミニシリーズも、『ナイト・マネジャー』のような高評価を得られるだろうか。主人公のリーマスやムントの役にどの俳優が起用されるかにも注目していきたいところだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ナイト・マネジャー』
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