アカデミー賞候補作『ジャッキー』より故ジョン・ハートの場面写真が公開に!

英国出身の名優ジョン・ハート(『エレファント・マン』『ハリー・ポッター』)が逝去したことは、先日当サイトでもお伝えした。その彼が出演した新作映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』より、場面写真が公開されている。

ナタリー・ポートマン主演の本作は、"ジャッキー"の愛称で親しまれるジャクリーン・ケネディの、夫ジョン・F・ケネディ大統領暗殺後の知られざる姿を描く。1963年11月22日、目の前でJFKが銃弾に倒れたジャッキーだが、愛する人の死を嘆く時間はなかった。夫の名が後世に残るかどうかは自分にかかっていると気付いた彼女は、最後の使命に身を投じる...。24歳で未来の大統領と結婚し、31歳でホワイトハウスに入り、34歳で未亡人となったファーストレディの<最後の使命>とは?

77回目の誕生日を迎えた直後の今月25日(水)に永遠の眠りについたジョンは、本作では突然の事件に戸惑うジャッキーに道しるべを示す神父という重要な役どころを演じている。

ジョンと『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005年)でも共演していたナタリーは、「ジョン・ハートが亡くなったと聞いて、とてもとても悲しい気持ちでいっぱいです。2度も共演できた私は幸運です。どの作品も彼の演技によって素晴らしい出来になりました。彼は最も才能のある役者であり、一人の人間としてもとても魅力的でした。頭が良くて、ユーモアがあって、とても温かな素晴らしい方でした。現在大変な時期を過ごしているであろう遺族のみなさんに愛を送ります。そして永遠に残る彼の映画を観ながら、その幸運を噛みしめたいと思います」とコメント。監督のパブロ・ララインも「ジョンは無敵で、決してひるむことのない勇敢な人でした。きっと永遠に変わることはないでしょう」と述べている。

まるでジョン・ハートという人間をそのまま表したような、温かい言葉を並べるこの神父役。自然光にこだわった温かみのある光に包まれる神々しいその姿は必見だ。

本年度アカデミー賞でナタリーの主演女優賞をはじめ3部門にノミネートされていることでも注目の『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は、3月31日(金)TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
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