『ブラックリスト』トム・キーンは、米テレビドラマ史上で最も運がいい?

米NBCにて2月23日(木)にプレミア放送されたばかりの『ブラックリスト』のスピンオフ、『The Blacklist: Redemption(原題)』。この作品で、主役へと昇格したトム・キーンこと、ライアン・エッゴールド(『新ビバリーヒルズ青春白書』『アントラージュ★オレたちのハリウッド』)は、最初にこのスピンオフの話を聞いた時、ありえないだろうと思っていたことを明らかにした。

米E!Onlineによると、「ショービジネスの人たちは、常にいろんな面白いアイデアを持っているけど、実現しないことのほうが多いからね」とショービジネスへの本音をライアンはコメント。よって、本当にスピンオフが決定したと知らされた時は、「よし、じゃあ、やろうじゃないか!」と思ったそう。また「スピンオフで、トムというキャラクターの新しい顔を見せられるし、そのことが本家の『ブラックリスト』をもっと面白くさせると思う。でも、そういう変化が俳優業の醍醐味なんだ」と語っている。

トム・キーンは、本家『ブラックリスト』のパイロットで死ぬ運命だったが、結局現在放送中のシーズン4まで生き延びている。しかも、主役になりスピンオフまで作られることになるとは、もしかしたら米テレビドラマ史上、最もラッキーな人物かもしれない。「ライアンと仕事をしていくうちに、彼のトムの演じ方を見て、もっとこのキャラクターを描いてみたいと思いスピンオフ製作に踏み切ったんだよ」と製作総指揮のジョン・ボーケンキャンプは語っている。

スピンオフの同作には、本家のおなじみのキャラクターはもとより、トムの父親ハワード役で『LOST』や『犯罪捜査官ネイビーファイル』でおなじみのベテラン俳優テリー・オクィンが出演。武装任務を請け負う国際的私企業ハルシオン・イージスに加入したトムが、チームリーダーで自身の母親でもあるスコティー・ハーグレイヴ(ファムケ・ヤンセン)の指揮の下、チームの一員として危険な任務を実行する。

テリー扮するハワードは、ハルシオン・イージスの創立者であり、聡明かつ視野の広いリーダーシップで会社を成長させてきたが、自身の信念と異なる方針の会社と対立するようになり、妻との関係も複雑という役どころだ。

本家『ブラックリスト』シーズン4は、スーパー!ドラマTVにて独占日本放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:ライアン・エッゴールド(『ブラックリスト』シーズン4)
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