ABCとFOXのマーベルドラマ、主要キャストが決定

米ABCと米FOXがそれぞれ製作するマーベルヒーローの新TVシリーズに加わる新たなキャストが発表された。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

米ABCが製作するのは超人スーパーヒーロー、ブラックボルトと彼の一族の物語である「インヒューマンズ」を基にした『Marvel"s Inhumans(原題)』。今回のTVシリーズでは、1965年にスタン・リーとジャック・カービーが描いたインヒューマンズの最初の物語に焦点が当てられ、街を破壊できるほどの声を持つインヒューマン皇族のリーダー、ブラックボルトや、彼の妻で自在に操れる髪の毛を持つメデューサら超人パワーを持つ個性豊かなキャラクターが登場する。すでに明らかになっているキャストは、ブラックボルト役のアンソン・マウント(『イン・ハー・シューズ』)、ブラックボルトの弟マキシマス・ザ・マッド役のイヴァン・リオン(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、メデューサ役のセリンダ・スワン(『グレイスランド 西海岸潜入捜査ファイル』)、カーナック役のケン・レオン(『LOST』)。

そして今回新たに、ブラックボルトのいとこゴーゴン役のエミ・イクワーカー(『エクスタント』)、同じくブラックボルトのいとこトライトン役のマイク・モー(『Empire 成功の代償』)、メデューサの妹クリスタル役のイザベル・コーニッシュ(『Puberty Blues(原題)』)、ロイヤルガードの長であるオーラン役のソーニャ・バルモレス(『ビヨンド・ザ・ブレイク』)、原作には登場しない役柄でエレン・ウォグロム(『シカゴP.D.』)ら5人の出演が発表された。

一方FOXが製作するのは『X-MEN』の実写版と言われるタイトル未定のドラマ。子どもたちがミュータントのパワーを持っていることを知った平凡な両親を軸に描かれ、政府の追っ手から逃れた一家がミュータントの地下組織に加わり、生き残りを賭けた戦いに身を投じるアクション・アドベンチャーだ。スティーヴン・モイヤー(『トゥルーブラッド』)が自分の子どもがミュータントであることを知る弁護士リード役で主演を務める。

新たに、『パーソン・オブ・インタレスト』でルートを演じたエイミー・アッカーの出演が決定していたことは当サイトでもお伝えした通りだが、加えて、エマ・デュモン(『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』)とパーシー・ハインズ・ホワイト(『ウィンターストーム 雪山の悪夢』)の出演も明らかになった。

他に、テレポーテーション能力を持つミュータントのブリンクことクラリス・フォン役にジェイミー・チャン(『ワンス・アポン・ア・タイム』)、地下組織のリーダーでネイティブ・アメリカンのサム役にブレア・レッドフォード(『理想の夫婦の別れ方』)がキャスティングされている。本作は、映画『X-MEN』シリーズを長年手掛けてきたブライアン・シンガーが、パイロットでメガホンを取ることでも話題を呼んでいる。(海外ドラマNAVI)

Photo:タイトル未定の『X-MEN』実写版といわれる新シリーズへ出演が決定したエマ・デュモン
©Shogo Okishio / HollywoodNewsWire.co