ならず者のバイカー集団の抗争を描くドラマ『サン・オブ・アナーキー』で主役を演じたチャーリー・ハナムが、官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(以下『フィフティ~』)の映画版を降板したとのニュースは、以前から当サイトでお伝えしてきた。そんなチャーリーが、その降板劇がトラウマとなり、まだ本作を見てないことを明かしている。米E!Onlineなどが報じた。
当初、『フィフティ~』の主役クリスチャン・グレイにキャスティングされていたチャーリーだが、原作ファンが猛反発して反対著名運動を繰り広げる騒動となり、彼は『サン・オブ・アナーキー』の撮影スケジュールの都合がつかないとの理由で降板に至った経緯がある。
海外ファッション誌「Elle」米版3月号のインタビューに応えた彼が、本作を見ていないことを打ち明けた。「サム・テイラー=ジョンソン監督と交友関係を結べたけど、僕にとってはトラウマ的な経験だったから、(作品を見ることで)傷口を広げたくないんだ」と語っている。
そして、幼い頃から細菌恐怖症だというチャーリーは、あまりスクリーンでラブシーンを演じるのが好きではないのだとか。「みんなは、撮影で美人女優とキス出来るから俳優が羨ましいって言うけど、俺は好きじゃない。自分の恋人以外にキスはしなくないんだ」と告白。どっちにしてもチャーリーは、ベッドシーンが満載の『フィフティ~』に適役ではなかったようだ。
チャーリーの代わり、グレイ役にはジェイミー・ドーナン(『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』)が抜擢され、続編となる『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は6月より全国ロードショー開始予定。トリロジーの最終章となる『Fifty Shades Freed(原題)』も撮影終了し、最終プロダクションの段階に入っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:チャーリー・ハナム
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