『SHERLOCK』スタッフ、英国における同性愛者の歴史100年を綴るドラマを製作!

大人気英ドラマシリーズ『SHERLOCK』にマイクロフト・ホームズ役で出演し、同作のクリエイターも務めるマーク・ゲイティスが、英国における同性愛者の歴史100年を綴るドラマを製作することが明らかとなった。英Radio Timesが報じている。

マークが製作するのは、英BBC4で放送を予定しているミニシリーズ『Queers(原題)』。イギリスでは1967年まで同性愛が法律で禁じられていた経緯があり、法を犯した者は投獄されたり強制的に薬物を投与されるなどの迫害を受けていた。今年で、同性愛が合法化されてから50周年を迎えることを記念して製作される本シリーズでは、各年代の同性愛者のストーリーが語られる。

第一次世界大戦の戦地で同性の戦友に心惹かれた男性の物語や、1980年代に活躍したゲイ俳優ブライアン・フィリスについてのエピソードなど、英国における同性愛者の歴史100年が悲劇とユーモアを交えながら、エンターテイメント要素たっぷりに感動的に綴られるシリーズになるとのこと。

マークは、「名声を確立したLGBTの脚本家と才能あふれる新進俳優による、心浮き立つようなシリーズに関われることを嬉しく思っています。この激動の時代において、我々が成し遂げてきたことと今後達成していくこと、LGBTの人々の人生と文化を祝える素晴らしい機会となりました」と、番組にかける意気込みを語っている。

この他にも彼は、1950年代の同性愛者迫害をテーマにした英BBC2製作によるドラマ『Against The Law(原題)』にも出演。本作は同性愛が違法だった時代に、裁判にかけられた青年4人の実話が下敷きとなっている。こちらは、同局にて今年の下半期に放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:マーク・ゲイティス
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