『メッセージ』"母"であるエイミー・アダムスにしか演じられない"悲しくも美しい"主人公

アカデミー賞8部門ノミネートを初め、世界中で驚きと称賛をもって迎えられたSF感動作『メッセージ』が5月19日(金)より公開となる。本作で圧倒的な演技力で世界中に感動の涙をもたらしているのが、主演のエイミー・アダムスだ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、"母"であるエイミーが演じたからこそ主人公に"絶望"と"美しさ"が生まれ、脆さ・感受性・知性が"誰も観たことがない感動のラスト"に繋がると告白した。

「娘の死を受け入れ、愛と死に向き合おうとしている女性」だとエイミーが説明する主人公のルイーズは、娘を亡くした言語学者であり、突如現れた"彼ら"と対話を試みる人物。彼女が"人類に送られたメッセージ"の真相に迫ることで、ストーリーは"世界絶賛のラスト"へ展開していくのだが、この役柄は彼女にしか務まらなかったと監督が告白した。「観客たちは彼女の目線で"彼ら"と出会い、対話をすることになる。だからこそ、それらが本当のことだと信じさせるだけの演技が必要だった」と、ハリウッド屈指の演技派女優エイミーの演技力が不可欠だったと明かす。

さらにもう一つ、彼女でなければならなかった理由が"母として"の共感にあった。実はこの物語は、"ルイーズが娘に自分の人生について話して聞かせている"ように語られている。そして、ルイーズは娘を失い悲嘆にくれながらも、"もう失うものは何もない"とこの冒険に乗り出す覚悟ができるのだ。実際に6歳の娘を持つ母であるアダムスは、そんな彼女の姿に訴えられるものを感じ、「ルイーズをやらなければという使命感が生まれた」と共感して演技を行ったという。

そんな"母"アダムスの演技があったからこそ、「"美しい脆さ"と"あふれるほどの人間性"をルイーズに与えてくれた。そして何より僕が求めていた絶望感もね。それが観ていて悲しくも美しいんだ」と、監督は語る。さらに続けて「最終的にルイーズは非常に変わった形で死を悼むことになる。その悼みのプロセスは幾重にも重なる複雑なもので、ルイーズの脆さ、感受性、知性を表現できなければ成り立たなかった」と、ラストに繋がるキーワードと共に、アダムスの熱演なしでは"感動ラスト"はなかったと明かしている。

"母"エイミーの演技があったからこそ、主人公に生まれた"悲しさ"と"美しさ"。そこから繋がる"誰も観たことがない感動のラスト"を劇場で目撃せよ! 『メッセージ』は5月19日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『メッセージ』