名探偵シャーロック・ホームズの新たな物語を描いたクライムドラマ『Sherlock & Daughter(原題)』が、世界各国で販売契約を締結し、話題となっている。米Varietyが報じた。
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シャーロックと娘が主役のドラマ『Sherlock & Daughter』視聴率1位を記録
新たな視点で名探偵シャーロック・ホームズを描くクライムドラマ …
豪華キャストが織りなす新ホームズ像
米CWによる『Sherlock & Daughter』の主人公は、シャーロック・ホームズとアメリカ人のアメリア。シャーロックは自身の心地良い空間から抜け出してある事件に関わったことから、最も親しい友人たちの命を危険にさらさざるを得なくなる。一方のアメリアは父親を知らずに育ったが、母親が不可解な死を遂げた後、自分の父親が世界的な名探偵のホームズかもしれないと知る。そうやって出会ったアメリアとシャーロックは、アメリアの母親の死の謎を追いながら世界的な陰謀に立ち向かっていく──。
出演キャストには、エミー賞ノミネート経験を持つデヴィッド・シューリス(『ハリー・ポッター』シリーズのリーマス・ルーピン役)、若手注目株のブルー・ハント(『ニュー・ミュータント』)、そしてベテラン俳優のダグレイ・スコット(『ミッション:インポッシブル2』)といった実力派俳優たち。
アメリカとオーストラリアで高評価を獲得
『Sherlock & Daughter(原題)』は、Starlings Television Distributionが関連会社のAlbion Televisionを通じて、The CWおよびWarner Bros. Discoveryと提携して制作されており、先日開催されたモンテカルロ・テレビ祭では最優秀グローバル・フィクションシリーズ賞にノミネートされた。
特にアメリカとオーストラリアでは、すでに視聴者の心を掴んで離さない。アメリカでは、The CWネットワークでシリーズ第1位を獲得し、同局のストリーミングプラットフォームでも第2位を記録する快挙を成し遂げた。さらに、アメリカのHBO Maxでは配信開始からわずか48時間でアプリ内ランキング第4位にランクインし、その後もトップ10を維持し続けているという。
オーストラリアでもその人気は健在で、SBSでの最初の4話の総視聴者シェアは平均150パーセント増加という驚異的な数字を叩き出している。
世界を席巻!各国での販売契約が続々成立
Federation Intl.は、本作をすでにイタリアのSky Italia、カナダのBell Media、スイスのRTS、ギリシャのNova、バルカン半島のDisney、トルコのTivibu、バルト三国のTV3 Groupといった国々に販売済みだ。
また、先行販売としては、イギリスとアイルランドのWarner Bros. Discoveryをはじめ、フィンランドのYLE、ノルウェーのNRK、スウェーデンのSVT、デンマークのDR、アイスランドのRUV、そしてCIS(独立国家共同体)のAmediaなどが名を連ねている。ドイツ語圏ではPalatin Mediaが本作の権利を代表しており、現在も販売交渉が進行中とのこと。
日本での配信や放送が待ち望まれる『Sherlock & Daughter(原題)』。今後、続報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety