大阪での上映をすでに終えた、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を壮大なスケールで描く『【劇場版】嘆きの王冠/ホロウ・クラウン』。6月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷での公開が予定されている本作だが、同劇場では公開週から最終上映週に渡り、ゲストを招いたトークショーを開催することが決定。
今回招かれたのは、英国文化や文学の大学教授である河合祥一郎さんと狩野良規さん、イギリスで演劇論を学び、演出家として活躍中の谷賢一さんをはじめ、『ブレイキング・バッド』の字幕も担当した映像翻訳家の柏木しょうこさん、ちくま文庫版『シェイクスピア全集』の新訳を書いた松岡和子さん、演劇や映画のパンフレット編集も行うライターの大堀久美子さんなど、イギリスやシェイクスピアなどに造詣の深いゲストばかり。もはやこのアフタートークは『ホロウ・クラウン』鑑賞講座と言っても過言ではないだろう。
本作はベネディクト・カンバーバッチ、ベン・ウィショー、トム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、ジュディ・デンチ、パトリック・スチュワート、ジョン・ハート、ジュリー・ウォルターズ、アンドリュー・スコットといった、人気・実力ともに高い英国俳優たちが出演する、7エピソードからなる歴史大作であるが、トークショー付き上映でも使える、お得な特典ポストカード付鑑賞券(7枚綴り)が公開前日の6月16日(金)までヒューマントラストシネマ渋谷にて販売される。
どの作品の上映後にトークショウが付くかなどの情報は後日発表。詳細は以下の通り。
■【劇場版】『嘆きの王冠 〜ホロウ・クラウン〜』アフタートーク
・6月17日(土)
ゲストトーカー:翻訳家松岡和子さん×東京大学教授河合祥一郎さん
メインテーマ:「ヘンリー四世」を中心に歴史劇の全体像を語る
・6月24日(土)
ゲストトーカー:演出家谷賢一さん×ライター大堀久美子さん
メインテーマ:『リチャード三世』台詞の魅力とその裏側
・7月1日(土)
ゲストトーカー:青山学院大学教授狩野良規さん×字幕翻訳家柏木しょうこさん
メインテーマ:【劇場版】『嘆きの王冠 〜ホロウ・クラウン〜』に見る、英国俳優の実力と魅力
・7月9日(日)
ゲストトーカー:翻訳家松岡和子さん×東京大学教授河合祥一郎さん
メインテーマ:「ヘンリー六世」を中心に歴史劇の全体像を語る
・7月17日(月)
ゲストトーカー:演出家鵜山仁さん×東京大学教授河合祥一郎さん
メインテーマ:「ヘンリー六世」を中心にシェイクスピア歴史劇上演のおもしろさを探る
(海外ドラマNAVI)
Photo:『リチャード三世』
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