人気のサスペンス・ミステリー『リミットレス』第1話で偶然にも"NZT-48"(以下、NZT)を巡る陰謀に巻き込まれ、FBIに協力することになったブライアン。この先、ブライアンに待ち受ける展開を100%楽しむための、今後の見どころを紹介しよう。
■加速するサスペンス!&動き出す陰謀?
自分の意思とは関係なく、モーラとNZTを巡る陰謀に巻き込まれてしまったブライアン。そんなブライアンに、モーラはNZTの副作用を抑える薬を提供するが、その代償としてブライアンはFBIをスパイするよう命令されてしまう。そして、モーラの部下でブライアンの監視役となるサンズという目的のためには手段を選ばない男も現れ、ますますブライアンを悩ませる。一方で、FBI捜査官レベッカたちの上司ナズリーンも何やら秘密を隠しており、さらにはブライアンたちに批判的なFBI上層部も登場。そして、ブライアンとレベッカはNZTの謎と共に、レベッカの父親の死にも意外な事実が存在することに気づく...。
そんな展開の中で、ブライアンはFBIにはモーラとの関係を、家族にはFBIとの関係を秘密にしなければならず、その間で苦悩する主人公の姿にハラハラすること間違いなし。そして、モーラがブライアンを助ける真の目的とは何か? ブライアンとレベッカはNZTを巡る陰謀を解き明かすことができるのか? それぞれの物語がブライアンを中心に絡み合い、加速していく!
■次々と起こる難事件がブライアンの前に立ちふさがる!
第1話でブライアンはNZTに関連した殺人事件を解決し、その功績からFBIにコンサルタントとして雇われた。だが、レベッカたちFBIに舞い込む事件は常にNZT関連の事件というわけではなく、殺人事件、潜入捜査、バイオ犯罪、サイバー犯罪、ハイテク犯罪など様々なジャンルの事件が発生する。一般的なミステリードラマでは、作品ごとに事件のテーマが決まっていたり、それぞれの捜査官の得意分野に合わせた事件が発生する。しかし、本作ではNZTの効果により、複数の言語、ハッキング能力、プロファイリング技術などを事件の種類に合わせて瞬時に習得して犯罪捜査に役立てたり、匂いを視覚化して警察犬のように犯人を追跡するなど、ブライアンが超"脳力"を駆使して一人で様々なジャンルの事件を解決する。毎回どのような事件が起こり、どんな超"脳力"で解決するのか。一つのジャンルにとらわれない多種多様なミステリーを楽しむことができるのは本作品ならではの魅力だ。
■ブライアンを取り巻く人間模様にも変化が?
お調子者のダメ男ブライアンと、真面目で正義感の強いレベッカ。当初は反目しながらも、相棒としてだけでなく、悩みを打ち明けるような仲へと友情を深めていく。その気取らない親しげな関係は、やがて男女の関係を匂わす展開にも...。だが、そんなブライアンの前に魅力的な女性として、元カノのショーナ、ナズリーンの娘アバ、潜入捜査官のルーシー、そして謎の美女パイパー(『FRINGE/フリンジ』のヘンリエッタ、『ワンス・アポン・ア・タイム』のエルサを演じたジョージナ・ヘイグ)らが現れ、ブライアンの恋心が揺れ動く。また、レベッカもFBI特殊チームのリーダーであるケイシーと関係を持つのだが、そのケイシーを演じるデズモンド・ハリントンは『デクスター ~警察官は殺人鬼』でレベッカ演じるジェニファー・カーペンターの恋人役だった点も海外ドラマファンなら見逃せない。
一方で、モーラとFBIとの関係に悩むブライアンに大きく関わるのが父親のデニスだ。ダメ男でありながら友人や家族を大切にするブライアンらしく、デニスの存在が彼の選択の大きな鍵を握っている。その他にも、ブライアンのボディガードを務めるFBI捜査官のアイクとマイクといったユニークな脇役の存在や、『アリー my ラブ』で知られるグレッグ・ジャーマンのゲスト出演が、物語をいっそう盛り上げている。
■パロディやオマージュ満載のストーリー!
本作はシリアスなサスペンス要素に、ブライアンのキャラクター性にマッチしたユーモアが付加されていることで、全22話のサスペンス・ミステリーでありながら、そのテンポの良さでサクサクと見進めることができるドラマとなっている。
特にユーモアのテイストの一つとして、映画やドラマ、リアリティー・ドラマやコミック風の演出、アメコミなどのパロディやオマージュが満載! エピソードの一つが映画のパロディとなっていたり、『ゲーム・オブ・スローンズ』が事件解決の重要な鍵となっているエピソードがあったり、さらには事件の内容についてブライアンから「マイアミ・バイスで見た!」「ジェシカおばさんの事件簿で見た!」と言ったセリフが飛び出すなど、映画や海外ドラマのファンならきっとニヤリとするシーンが盛りだくさん。また、"LIMITLESS"のエンドマーク後にも楽しいミニエピソードが数多くあるので、こちらにもぜひ注目してほしい。
■日本語吹替版は吹替ファンも納得のクオリティー!
日本語吹替版のメインキャストには浪川大輔(ブライアン役)、本田貴子(レベッカ役)、桐本拓哉(モーラ役)、高島雅羅(ナズリーン役)、上田燿司(スペルマン役)、サブキャラクターにも皆川純子(パイパー役)、浅野まゆみ(ルーシー役)など、吹替好きにお馴染みの実力派声優が揃っている。さらに、グレッグ・ジャーマンの声は『アリー my ラブ』と同じく小杉十郎太、『ゲーム・オブ・スローンズ』が絡んだエピソードにはタイウィン・ラニスターの声を担当した金尾哲夫が出演するなど、こだわりを感じるクオリティーの高い吹替版に、吹替ファンもきっと満足できるはずだ。
"新感覚"サスペンス・ミステリー『リミットレス』のDVD-BOX Part 1は5月17日(水)、続いてPart 2は6月7日(水)にリリース。
公式サイト:http://paramount.nbcuni.co.jp/limitless/
Photo:『リミットレス』
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