『X-ファイル』シーズン11は一話完結のエピソードに比重が置かれることに

世界中で大ヒットした超常現象ドラマ『X-ファイル』の最新シーズン(シーズン11)として、復活版『X-ファイル 2016』の続編にあたるイベントシリーズが作られることは、すでにお伝えしてきた通りだが、このほど最新シーズンは一話完結型のエピソードに比重が置かれることが明らかになった。米Entertainment Weeklyが報じている。

米FOXエンターテインメントのデヴィッド・マッデン社長が語ったところによると、全10話のうち8話は一話完結型になるとのこと。「前シーズンの仕上がりについては、本当に誇らしく思っています。(前シーズンでは)7、8年の空白期間に起きた出来事を視聴者に説明する責任がありました。しかし、今度のシーズンではその責任から解放され、私たちは物語を伝えることを大いに楽しんでいます。8話分は一話完結型で、今までのような"モルダーとスカリーが新たな冒険に乗り出す"ストーリーになりますよ」

『X-ファイル』はこれまで、エイリアンや政府の陰謀をめぐるミソロジーという複数話をまたぐストーリーと、一話完結型の二段構えでその世界観を確立してきた。しかし『X-ファイル 2016』(全6話)は、一話完結型のエピソードの評判は良かったものの、ミソロジー・エピソードへの批評家の評価は散々だったと、同メディアは記している。

なお、デヴィッド・ドゥカヴニー(モルダー役)とジリアン・アンダーソン(スカリー役)が再び主役を務めるシーズン11は、前シーズンの最終話を引き継いで幕を開け、彼らの子どもであるウィリアムを探す物語が話の大筋になるとのこと。また、シガレット・スモーキング・マンや、ローン・ガンメンのほかにも、懐かしのキャラクターが再登場する予定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『X-ファイル 2016』
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