『Major Crimes ~重大犯罪課』シーズン6で終了へ

エミー賞&ゴールデン・グローブ賞を獲得し、7シーズンにわたるヒット作となった『クローザー』のスピンオフ『Major Crimes ~重大犯罪課』が、シーズン6をもって終了することがわかった。米Varietyが報じている。

本作はロサンゼルス市警の重大犯罪課(Major Crimes Division)を舞台に、司法取引による犯人逮捕の過程を描いたクライム・サスペンス。主人公の女性警部レイダー(メアリー・マクドネル)が、叩き上げのベテラン捜査官たちと共に、巧みな手腕で事件を解決に導いていく姿がテンポよく描かれる。

放送局のTNTを運営するTurnerによれば、『Major Crimes』は同局の砦となる作品で、全媒体で約1000万人の視聴数を獲得しているという。しかしながら、ターナー・エンターテイメントのCCOであるケヴィン・ライリー氏は、TNTの創造の方向性を根本から見直すために『Major Crimes』の終了を決めたようだ。

主人公シャロン・レイダー役のメアリーのほか、ルイ・プロベンザ役のG・W・ベイリー、アンディ・フリン役のトニー・デニソン、マイク・タオ役のマイケル・ポール・チャン、フリオ・サンチェス役のレイモンド・クルツ、バズ・ワトソン役のフィリップ・P・キーン、エイミー・サイクス役のキアラン・ジョヴァンニら、『クローザー』からおなじみの面々が出演していた。

クリエイターは『クローザー』も手掛けたジェームズ・ダフ。製作総指揮はグリーア・シェファード(『NIP/TUCK マイアミ整形外科』)、マイケル・M・ロビン(『ダラス』)、リック・ウォーレス(『NYPD BLUE 〜ニューヨーク市警15分署』)、アダム・ベラノフらが務めた。

「『Major Crimes』はスピンオフを製作する上で直面する多くの課題をうまく乗り越えていきました」と語るTNTのオリジナルプログラミング部門代表のサラ・オーブリーは、「ブレンダ・リー・ジョンソン(キーラ・セジウィック)からシャロン・レイダーまで、素晴らしいキャストとクルーたちは見事な仕事っぷりで、今シーズン、本作の通算200話を祝福してくれました」とコメントしている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Major Crimes ~重大犯罪課』シーズン5
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