『Glee』リー・ミシェル出演の新作コメディドラマ『The Mayor』、シーズン1途中で打ち切りへ

大ヒットミュージカルドラマ『Glee/グリー』のレイチェル役で知られるリー・ミシェルが出演する米ABCの新作コメディ『The Mayor(原題)』が、4話を残してシーズン1の途中で打ち切られることが分かった。米Deadlineが報じた。

『The Mayor』は、ブランドン・マイケル・ホール(『俺たちハングオーバー! 史上最悪のメキシコ横断』)扮する、27歳の率直で理想主義のラッパー、コートニー・ローズが主人公。彼はスラム街の小さなアパートで地道に音楽を作り続けてきたが、なかなか結果が出ず、売名目的で市長選挙に出馬する。周囲の予想と裏腹に、庶民感覚や実直さが功を奏し、見事当選を果たしてしまうのだが...というストーリー。

昨年10月にスタートし、12月12日の第9話で2017年の放送は終了。冬休みを挟んで1月9日(火)から放送再開の予定だったが、『The Mayor』が帰ってくることはなく、代わりに同局の大ヒットコメディ『モダン・ファミリー』が放送される。本作は全13話構成で4話分が未放送だが、こちらが日の目を見るかは不明だ。

『The Mayor』は、昨秋にスタートしたABCの新番組の中では唯一のコメディであったこともあり、大々的に宣伝され、カリスマ的なヤングスター、ブランドンを主演に迎えるなど、局の期待値は高かった。しかし火曜日に足場を固めることは難しかったようで、9話におけるレーティング(18〜49歳層)は0.8で視聴者数は280万人にとどまった。

クリエイターはジミー・ファロンのトーク番組『Late Night with Jimmy Fallon(原題)』のプロデューサーだったジェレミー・ブロンソン。製作総指揮はブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』で昨年のトニー賞助演男優賞に輝いたダヴィード・ディグスが務めていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:リー・ミシェル
©NYPW/FAMOUS