マーベル史上最も過激なヒーローとして、絶大な人気を誇る"デッドプール"。2016年に公開された『デッドプール』は全米で20世紀FOX映画史上、最高のオープニングを記録し、日本でも興行収入20億円を突破するなど世界的に大ヒット。その続編となる『デッドプール2』は2018年5月に全米及び世界81か国で公開されて全世界の興収は3日間で3億ドル(約330億円)を突破し、海外の成績はFOX インターナショナルの記録を更新するなどド派手にカムバック!
その『デッドプール2』の6月1日(金)からの日本公開に先駆けて、『デッドプール2』ジャパンスペシャルイベントが5月29日(火)に六本木アリーナで開催され、デッドプールを演じるライアン・レイノルズと、X-MENの新メンバー、ユキオを演じる忽那汐里が登壇した。
イベントはまず、6月2日(土)まで渋谷の街に出没しているというDP(デッドプール)トラックの登場からスタート。全長7mを超える巨大デップー涅槃像が載せられているDPトラックに、会場に集まった多くのファンも大興奮。続いて、劇中でもお馴染みとなっているデッドプールの移動手段であるイエローキャブからライアンと忽那が登場すると、会場から大きな歓声が上がった。
劇中のハチャメチャなデッドプールとは打って変わって、忽那を紳士的にエスコートする姿が印象的なライアン。レッドカーペットで、二人はファン一人ひとりへのサインやセルフィーなどに笑顔で応じ、会場のファンやコスプレイヤーたちのテンションも最高潮となっていた。
ファングリーティングを終えてステージに上がったライアンは、「みんな、ありがとう! 世界中でコスプレを見てきたけど、今日集まってくれた東京のコスプレが最高だ! 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のデッドプールや、グリーランタン・デッドプールもいて、本当にクレイジーだよ!」と挨拶。忽那も「NY(のイベント)も凄い熱気でしたけど、東京も負けてない」と集まったファンの熱狂ぶりに驚いていた。
映画のPRとしては初来日となるライアンは、「本当に信じられない。前作でも来日したかったんだけど、他の映画の撮影で来られなかったんだ。だから、本作で来日できて嬉しいよ。2018年の今、東京に立って、日本のみんなに続編を届けられるのが夢のようだ」と興奮を隠せない様子。
デッドプールの魅力について、ライアンは「今までのヒーローが言えなかった、やれなかったことを何でもやれてしまう、コミック界でも特別なキャラクターだね。第4の壁を破って観客に話しかけるというところも彼の特徴で、本当に世界中の人が愛してくれているんだ」と説明した。さらに、日本では愛着を込めて"デップー"と呼ばれていることについて、ライアンは「初めて知ったよ。カナダでは"クソ野郎(Asshole)"と呼ばれてるけどね(笑)」とジョークを飛ばし、会場も大爆笑。
「X-MEN」シリーズの中でも最大のヒットとなった本作への出演に、忽那は「どのマーベル作品よりも、本作に参加できたというのが本当に嬉しいです」と喜びを明かした。続けて、ライアンとの共演について「本当に素敵な方です。面白いし、アドリブとかも勉強になりました。ああいう現場は見たことがなかったので、楽しかったです」と振り返った。するとライアンが「本当のこと言ってもいいんだよ(笑)」と思わず照れ笑い。
イベント終盤には、本作で結成される最強鬼やば・ヒーローチーム"Xフォース"にちなんで、サプライズゲストとして「X JAPAN」のToshIが登場。ライアンとのイベント共演に、デッドプールの大ファンであるToshIは「ものすごく興奮しています。ファンの代表として立たさせてもらっています」と喜びをあらわにした。
ライアン、忽那、ToshIによるこの場限りの超豪華なチーム"Xフォース"が結成されると、3人の「We are Xフォース!」という掛け声とともに会場全員でXフォース・ポーズを決め、イベントを締めくくった。
全世界メガヒットのクソ無責任ヒーローがド派手なカムバックを見せる『デッドプール2』(配給:20世紀フォックス映画)は6月1日(金)より全国公開。
(文・写真/豹坂@櫻井宏充)