史上初の試み!?『レギオン』脚本家、スウェーデンの絵画から着想を得たTVシリーズを製作

米Amazonが、ディストピアをテーマにした多くの作品を製作しているスウェーデンの人気SFアーティスト、シモン・ストーレンハーグの作品をベースにしたTVシリーズ『Tales from the Loop(原題)』を製作することがわかった。米Deadlineが報じた。

シリーズは全8話構成で、脚本はナサニエル・ハルパーン(『レギオン』)、監督はマーク・ロマネク(『わたしを離さないで』)が務める。『フェリシティの青春』を手がけたマット・リーヴスの製作会社6th&Idahoと、スウェーデンのプロダクション&マネージメント会社Indioが、Fox 21テレビジョン・スタジオとともに製作する。Amazonプライムにて全世界で同時配信される予定。

『Tales from the Loop』は、スウェーデンの農村生活のイメージと未来的なSF要素を融合させたストーレンハーグのアートを基に、宇宙の謎を解き明かすため建設された機械「The Loop」の上で暮らす人々や町の様子が描かれる。

Amazonスタジオのテレビ部門共同代表のアルバート・チェンは、「シモン・ストーレンハーグの絵画は、あまり遠くない未来的なビジョンで有名です。私たちはこれを実写化し、Amazonプライムの視聴者と共有することを楽しみにしています」とコメント。

Indioにとっては初めてのアメリカでのプロジェクトとなり、同社の創設者マティヤス・モンテーロ(『ヒプノティスト-催眠-』)も製作総指揮として参加する。リーヴス、ロマネク、アダム・カッサン(『エンド・オブ・ウォッチ』)も製作総指揮を務め、ハルパーンがショーランナーに就く。(海外ドラマNAVI)

Photo:シモン・ストーレンハーグ(2016年自著のサイン会にて)
Simon Stålenhag signing his art books at the Göteborg Book Fair.