『ナイト・マネジャー』オリヴィア・コールマンがアン女王に!ベネチア映画祭で2冠『女王陛下のお気に入り』日本公開決定

現地時間の今月8日(土)にイタリアで開催された第75回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞し、主演のオリヴィア・コールマンが女優賞を獲得した話題作『The Favourite(原題)』。このたび、本作の日本語タイトルが『女王陛下のお気に入り』に決定し、2019年2月より全国ロードショーとなることが発表された。

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舞台は18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。王位に就いている気まぐれで病弱な女王アンの背後で、幼馴染のレディ・サラが女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイルが召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を惹き付ける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受ける――。

最後のイングランド国王と呼ばれたアン女王を演じるのが、今回女優賞を受賞したオリヴィア・コールマン。『ナイト・マネジャー』の演技でゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞し、『ザ・クラウン』のシーズン3と4でエリザベス女王をクレア・フォイから引き継ぐことも決定している演技派女優が、女王としての威厳とその深い孤独を巧みに表現する。

女官アビゲイルを『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞に輝き、Netflixオリジナルシリーズ『マニアック』にも出演中のエマ・ストーンが演じ、幼なじみのレディ・サラを『ナイロビの蜂』でやはりオスカーを獲得したレイチェル・ワイズが扮するなど、実力派女優が脇を固める。

メガホンを取るのは、映画『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』で名を馳せたギリシャ出身の鬼才、ヨルゴス・ランティモス。『ロブスター』にもオリヴィアとレイチェルは出演しており、本作で再びランティモス監督とタッグを組んでいる。美しい宮廷や豪奢なセット、美術品のように美しい衣裳にも注目したい。

グレートブリテン王国を牛耳った女性たち、アン女王を操る二人の女性の物語『女王陛下のお気に入り』は20世紀フォックス映画配給にて、2019年2月全国ロードショー(海外ドラマNAVI)

Photo:『女王陛下のお気に入り』
(C)2018 Twentieth Century Fox