大手アメコミ出版社DCコミックスが立ち上げたデジタル映像配信サービス、DC Universeが米国で9月15日(土)から配信を開始した。同社が現在製作している新作ドラマシリーズ『Doom Patrol(原題)』に、NYを舞台にした犯罪ドラマ『ホワイトカラー』のマット・ボマーが出演することが明らかになった。米Varietyが報じている。
10月3日(水)、ニューヨーク・コミコンのプレゼンテーションでこのニュースが発表となった。同作は、DCコミックスのはみ出し者で結成されたスーパーヒーローグループ「ドゥーム・パトロール」を原作に、『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『ブラックライトニング』『Titans/タイタンズ』など、多くのDCドラマに携わっているグレッグ・バーランティが製作総指揮を務める。
ドゥーム・パトロールのメンバーは、現代のマッドサイエンティスト、ナイルズ・コールダー博士/チーフによって結成された、ロボットマン、ネガティブマン、エラスティ・ガール、クレイジー・ジェーン。社会に受け入れられないはみ出し者のヒーローチームである彼らの活躍を描く。
マットは、全身を包帯で覆い、サングラスをかけているネガティブマンの声を担当するが、フラッシュバックで、ネガティブマンの本来の姿であるラリー・トレイナーの時は彼自身が演じることになる。ラリーは、テスト飛行をしていた際に浴びた放射線のせいで超能力を手に入れる。負の力を出すことができ、また超高速で飛べ、個体を爆発させる力も持っているスーパーヒーローだ。
共演者は、ロボットマンにブレンダン・フレイザー(『ハムナプトラ』)、エラスティ・ガール役にエイプリル・ボウルビー(『私はラブ・リーガル』)、クレイジー・ジェーン役にダイアン・ゲレーロ(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)、そしてチームを率いる天才科学者コールダー博士をティモシー・ダルトン(『ナイトメア』シリーズ)が演じる。
先日、『ARROW/アロー』でロイ・ハーパーを演じているコルトン・ヘインズが、次のスーパーマンにマットを希望しているとツイートしたばかり。違う役どころとはいえ、偶然にもDCユニバースのスーパーヒーローに決定したマット。正統派とは少し離れているヒーローだが、豪華なキャスト陣とともに、マットがどのように世界を救うのか、期待してみたいところだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:マット・ボマー
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