大都市シカゴの治安が悪いエリアで暮らす、常識外れのギャラガー家を描くシニカルな家族ドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』。本作でギャラガー家の次男イアンを演じているキャメロン・モナハンが、本国で現在放送中のシーズン9の第6話をもって同作を卒業することが発表された。米Varietyなどが報じている。
キャメロンは10月8日(月)、自身のInstagramで以下のようにファンに自身の旅立ちを告げた。「この作品には、約10年もの間レギュラーとして関わった。パイロット版を撮影した時は、まだたったの15歳だったよ。そして精神的にも、法的にも大人になったんだ。この作品とともに成長できてとても恵まれていたよ。初めてのことだらけで、俳優としても、プロとしても、人としても成長した。その過程の中で、俳優が友人や家族、最高の同僚を手に入れるのはとても幸運なことであって、本当に感謝しかない。もう終わりの時が来た。陳腐な言い方かもしれないけど、こんな時こそ誠意と確信を持ってこれが正しいと言える。何事にも終わりがある」
続けてキャメロンは、今回の卒業の話は昨年から分かっていたとコメント。だが、物語のネタばれを避けるため、ファンを想い秘密にしていたそうだ。「このイアン役はとても刺激的で特別なものだった。演じるのが楽しかったよ。『シェイムレス』と、そのファンの皆、そしてイアンを応援してくれた皆、ありがとう。イアン・クレイトン・ギャラガー、さようなら。また会えるかな?」と締めくくった。
本作は酒やドラッグに依存し、6人の子どもを振り回すダメ親父フランク(ウィリアム・H・メイシー)を中心とするギャラガー家が、格差社会をたくましく生き抜く姿を描くコメディドラマ。キャメロンは、同性愛者で双極性障害という難しい役柄を演じていた。同作は、長女フィオナを演じているエミー・ロッサムも、このシーズン9をもって降板することが発表されたばかり。
今後の展開が気になる『シェイムレス』シーズン9は米Showtimeで放送中。キャメロンは米FOXで2019年に放送予定の、『GOTHAM/ゴッサム』最終シーズンとなるシーズン5に引き続き出演することが決まっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『シェイムレス 俺たちに恥はない』(c) Warner Bros. Entertainment Inc.