『セレンディピティ』ジョン・キューザック、米版リメイク『ユートピア』に出演!

ロマンティック・コメディ映画『セレンディピティ』や『ハイ・フィデリティ』などに出演し、映画界を拠点に活動しているジョン・キューザックが、英ダークスリラードラマ『Utopia -ユートピア-』の米版リメイクに出演することがわかった。米TV Lineが報じている。

英Channel 4で、2013年から2シーズンにわたり放送されたオリジナル版で中心となるのは、カルト系コミックス「The Utopia Experiments」に心酔する5人のファン。そんな彼らが、地球上で起きる大災害を予見する続編の原稿の存在を知ったことで闇組織に狙われ始め、組織の恐るべき計画を知ることになる...というストーリー。

米Amazonによって甦り、全9話となるリメイク版でジョンが演じるのはケヴィン・クリスティーというカリスマ的でメディアに精通し、優れた生体工学の知識と博愛主義的な見方を兼ね備えた医師という役どころだ。彼に自分の利益を顧みず科学を通じて世界を変えたいという考えも持っているという。

その他に主要キャストとして、聡明で野心的なトーマス役に『GOTHAM/ゴッサム』でエドワード・ニグマを演じるコーリー・マイケル・スミス、ウィルス学者のマイケル役に『ザ・オフィス』のドワイト・シュルート役で知られるレイン・ウィルソン、オハイオ州の小さなアパートに祖母と暮らしているイアン役に『クーガータウン』でトラヴィス役を演じたダン・バード、組織の秘密を握るジェシカ・ハイド役にサッシャ・レイン(『ヘルボーイ』)が決定している。

過去には2014年に米HBOがリメイク版の製作を進めており、映画『セブン』『ファイト・クラブ』などで知られるデヴィッド・フィンチャー監督が、シーズン1の全エピソードでメガホンを取る予定で動き出していた。ところが、フィンチャーとHBOが予算交渉で決裂して企画が立ち消えになり、その後にギリアン・フリン(『KIZU-傷-』『ゴーン・ガール』)とAmazonがプロジェクトを引き継ぐことでこの企画が再始動した。

ジョンは、『スタンド・バイ・ミー』の主人公ゴーディの兄デニー役でも知られ、1980年代には『すてきな片想い』や『セイ・エニシング』などの青春映画で活躍。代表作に、サスペンスアクション映画『コン・エアー』や『マルコヴィッチの穴』などがある。(海外ドラマNAVI)

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ジョン・キューザック
(C)Hubert Boesl/FAMOUS