Netflixオリジナルシリーズを一番見ている世代が判明!意外な結果に?!

動画配信サービスの最大手Netflixは年間数10億ドルを費やして、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『好きだった君へのラブレター』といったオリジナルシリーズ・映画を製作している。実は、Netflixで人気があるのは依然として昔のTVシリーズや、外部のスタジオから配信権利を得た映画なのだが、米Business Insiderによれば、米国の一部の視聴者層においてはそれが覆るそうだ。

(これから紹介するデータは、視聴率を調査する米ニールセンが現地時間の今月7日にニューヨークで行われたプレスイベントにて発表したもの)

ニールセンによれば、『13の理由』世代の若い視聴者よりも、50歳以上の視聴者の方がオリジナルシリーズを見ている時間が長いという。2018年、Netflixにおいてオリジナルシリーズが視聴されたのは全体の27パーセントだったが、これが50歳以上のユーザーに絞ると33パーセントにまで上昇する。最もオリジナルシリーズの視聴が少ないのは2〜11歳の子どもたちだった。

Netflixの年配の視聴者の場合、昔のTVシリーズは当時リアルタイムで見ていたために、現在は新しい作品、つまりオリジナルシリーズに興味を示している可能性がある。逆を言えば、若い視聴者は自身が子どもの頃、もしくは生まれる前に放送されていた『フレンズ』のようなTVシリーズを、Netflixが配信を始めたことで初めて視聴しているのかもしれない。

「若い人ほど、自分はNetflixのオリジナルシリーズを見ていると思っているかもしれません」と話したのは、ニールセンのプロダクトリーダーシップ担当のシニア・ヴァイス・プレジデント、ブライアン・フューラー氏。「Netflixの新たなオリジナルシリーズと呼ばれる『フレンズ』を見てください」と冗談を言った彼は、「(Netflixを開いたときに)それが最初に出てきて、はじめて聞くタイトルであれば視聴者はそれがオリジナルシリーズなのだと感じるでしょう」と説明した。

さらに、依然としてストリーミングサービス全体の視聴者が伝統的なTVよりも若い層に偏ってしまうことが課題とされているが、米国においてはその差がなくなってきているとニールセンは発表した。Netflixオリジナルシリーズ一覧はこちらより。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3は7月4日(木)より独占配信
Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』シーズン1~2は独占配信中