マーベル映画『キャプテン・マーベル』でヨン・ロッグ役、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では若き日のダンブルドア役を演じ、『ピウス13世 美しき異端児』ではレニー・ベラルド役でTVドラマに初主演したジュード・ロウが、ブラッド・ピットの製作会社のミステリードラマに出演することが明らかになった。米Varietyなどが報じている。
『The Third Day(原題)』というタイトルのこの新作は、『ゲーム・オブ・スローンズ』などで知られる米HBOと英Sky、そしてブラッドの所有する製作会社、プランBによって共同製作される。実は、ジュードが主演した『ピウス13世 美しき異端児』もHBOとSkyの共同製作によるもの。ジュードは再び彼らとタッグを組み、主演することになる。
ジュードは本作で、英国沿岸沖の神秘的な島に引き寄せられ、謎めいた住民たちが住む不思議な世界に入り込んでしまうサムという名の主人公を演じる。本土から孤立しているこの島の儀式に圧倒され始めた彼は自身の過去からのトラウマに直面することになるのだが、現実と幻想の違いが判らなくなるにつれて、サムは島民と対立する立場に追い込まれていくというストーリー。
『Utopia-ユートピア‐』のデニス・ケリーがクリエイターと脚本を、『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』のマーク・ミュンデンが監督を、そして『アリス・クリードの失踪』のエイドリアン・スタージェスがプロデューサーを務める。Skyのドラマ部門責任者であるキャメロン・ローチは、本製作に対して以下のようなコメントを述べた。「この作品は、ケリーたちの夢中になるような想像力から作られたものです。監督を務めるミュンデンや、ジュードのようなワールドクラスの実力派が息を吹き込むこの作品は、非常に胸躍るものになるでしょう」
また、HBOの番組編成局長ケイシー・ブロイズは、「ケリーたちは非常に新鮮でユニークな作品を生み出しました。この作品を弊社で放送できることを嬉しく思います。ジュードをはじめ全員で協力し合い、さらなる関係強化ができることを楽しみにしております」と話した。
全6話で構成される本作は今年7月に製作がスタートし、2020年に英Skyと米HBOで放送される予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ジュード・ロウ
(C) Famous