『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章の作り直し要求を喜ぶ!

大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で8シーズンにわたりジェイミー・ラニスターを演じ、本年度のエミー賞では助演男優賞にノミネートされているニコライ・コスター=ワルドーが、ファンの間で話題になっている最終章のリメイク問題について語った。米Deadlineが報じた。

【関連記事】『ゲーム・オブ・スローンズ』でニコライ・コスター=ワルドーが出演契約当初から演じるのが楽しみだったシーンとは?

今春放送された最終章は、予想外の人物の死や展開が物議を醸し、納得のできなかったファンがChange.orgというサイトで米HBOに対して同シーズンの再製作を求めて嘆願書を作る事態にまで発展した。

今月12日から3日間、テネシー州ナッシュビルで開催されたファン向けのイベント「Con of Thrones」に、ニコライはティリオン・ラニスターのボディガードでもあった傭兵ブロン役のジェローム・フリン、野人の娘でサムウェル・ターリーの恋人ジリ役のハンナ・マリー、アリア・スタークに剣術を教えた剣の達人シリオ・フォレル役のミルトス・イェロレムーと共に参加。その場で、ファンが起こしたキャンペーンについて自身の考えを話した。

ニコライは「批判はどのシーズンでも起こること」と話し始め、「望まない展開だと腹を立ててしまうほど、みんなの思い入れが深いドラマに出演することができて僕らは本当に幸運だったよ。それは素晴らしいことで、僕は大好きだ。作り直しを求めるWEB上のキャンペーンがあったことも素晴らしいことだと思うよ」と、それほどの思いで視聴者が見てくれていることを喜んだ。

続けて、批判を受けたクリエイターのデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスについても言及。二人がいかに情熱をもってこの作品に臨み、この10年間どのようなエンディングにするか考え続けてきたことを汲み取ってあげてほしいと述べた上で、「彼らは『ゲーム・オブ・スローンズ』に関わった何千という人たちと同様に、最高のエンディングにするためにできるだけのことをした」と擁護した。

批判も相次いだ『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章だが、本年度のエミー賞では作品賞やニコライの助演男優賞を含めノミネート数32と、史上最多数を記録している。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ゲーム・オブ・スローンズ』
(C)2017 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
Macall B. Polay/HBO