『アリータ:バトル・エンジェル』クリストフ・ヴァルツ、リアム・ヘムズワースと新作アクションスリラーで共演

SF漫画の最高峰として語り継がれた伝説の漫画「銃夢」をもとに、巨匠ジェームズ・キャメロンにより映画化された『アリータ:バトル・エンジェル』。この映画でサイバー医師イドを演じたクリストフ・ヴァルツが、配信サービスの新作ドラマに主演することが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。

オスカー俳優のクリストフが出演するこの作品は、配信サービスQuibiによるアクションスリラーシリーズで、大ヒット映画『ハンガー・ゲーム』シリーズのゲイル・ホーソーン役で知られるリアム・ヘムズワースも出演する。

タイトル未定の本作は、人は人生や家族のためにどこまで戦えるのか、その限界を追求する物語。病気の末期状態であるダッジ・メイナード(リアム)は妊娠中の妻の将来を思い、命を懸けたゲームに参加することに。しかし、すぐに自身がハンターではなく、狙われる側であることに気づき...という内容。

クリストフは、マイルズ・セラーズという名の人物を演じる予定だが、どのようなキャラクターなのかは発表されていない。なお、オーストリア出身の彼にとってこの作品は初のアメリカドラマシリーズ出演となる。

本作は、『SCORPION/スコーピオン』の企画、脚本、製作総指揮を担ったニック・サントーラが今作でも脚本&製作総指揮を務めるとのこと。そして『MAD MEN マッドメン』でエミー賞を受賞したフィル・エイブラハムが監督を務め、ゴードン・グレイ(『ミリオンダラー・アーム』)とともに、製作総指揮としても参加する。

「Quibi」は、大人気アニメーション映画『シュレック』シリーズなどを手がけたジェフリー・カッツェンバーグと実業家でヒューレット・パッカード元CEOのメグ・ホイットマンが10億ドル(約1062億円)かけて立ち上げた新配信サービスで、2020年4月6日(月)に米国でサービスがスタートする。「Quibi」は「Quick Bites」=「手軽に食べられる食事」の略語。TVの前に座ってゆっくりと番組を見る時間がない人を対象にした本サービスは、携帯電話などのデバイスで視聴することを想定しており、1話が8分から10分と短い設定になっている。

初年度には年間7000話ものコンテンツを配信する予定で、米国での月額会費は、コマーシャルありで4.99ドル(約530円)、コマーシャルなしで7.99ドル(850円)だと言われている。すでにドラマやリアリティ番組など40作品もが製作段階に入っていると伝えられているが、その中には、マーベルの大ヒット映画『アベンジャーズ』シリーズでウォーマシンことジェームズ・"ローディ"・ローズを演じたドン・チードル主演のSFドラマ『Don"t Look Deeper(原題)』や、アナ・ケンドリック主演&製作総指揮のコメディ『Dummy(原題)』、そして『ジュラシック・パーク』などで知られるスティーヴン・スピルバーグ監督の「Spielberg" After Dark(原題)」と題されたプロジェクトなどもある。

新たな配信サービスにて、クリストフが米ドラマシリーズデビューを果たす本作の続報が入り次第、随時情報をお届けしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:リアム・ヘムズワース
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クリストフ・ヴァルツ
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