サイバー攻撃で病院が停電したら?極限状態での奮闘を描く『レジデント 型破りな天才研修医』

最先端医療を誇る病院を舞台に、利益優先の組織と人命救助に全力を尽くす天才研修医(レジデント)コンラッドたちの奮闘を描く一話完結の医療ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』。医療ドラマの見どころの一つである臨場感たっぷりの本作だが、シーズン2でさらにその傾向は強まっている。手術の真っ只中に停電になったら?という危機的状況を例に挙げてご紹介しよう。

前シーズンからいっそうスケールアップしたシーズン2では、第1話から緊迫感が倍増。嵐の夜に原因不明の長時間停電に見舞われるところから物語が始まる。医療現場では万一の停電や災害といった非常事態に備えて対策が万全になされているもので、自家発電装置や蓄電池の存在により、地域一帯の電力供給がストップしたとしても、半日から数日程度であれば医療機関としての機能を維持できるはず。とはいえ、それを上回る異常事態が起こったとしたらどうだろう?

新生児の手術中、小さな心臓にメスを入れた瞬間に停電になり、一瞬目の前が真っ暗になったら? 非常電源に切り替わったものの、PCが一度シャットダウンしてしまったため、再起動までの間デジタルカルテが見られなくなったら? 停電の原因が実はサイバー攻撃で、大部分の医療機器の電源が戻らなかったら? そうした一連の大混乱の状況で、手術室が機能していない中、胸を銃で撃たれた8歳の子どもが運び込まれてきたら?

このジェットコースターのようなトラブルの連続はすべて新シーズンの第1話に収録されている。非常にスリリングな状況に主人公たちがどう対処するのか、本編で確かめてみてほしい。

企画・製作・脚本を担うエイミー・ホールデン・ジョーンズが「今までのヒーロー的な医療ドラマではなく、米国の病院の実情に近い複雑なストーリーを描きたかった」と語っているように、本作では有名人や保険未加入者に対する治療やお金の問題、医療機器メーカーの生産地偽装問題など様々なアメリカ現代医療の問題を取り上げている。医療現場の良い面だけでなく、描きにくい箇所にも鋭くメスを入れたことが大ヒットにつながっているのだろう。

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『レジデント 型破りな天才研修医』(販売元・発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン)のシーズン2は現在、全話先行デジタル配信中で、前半(Vol.1~5)がDVD好評レンタル中。10月16日(水)には、後半(Vol.6~12)のDVDレンタルが開始となるほか、DVDコレクターズBOX(18400円+税)が発売される。(海外ドラマNAVI)

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『レジデント 型破りな天才研修医』シーズン2
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