『ヴァン・ヘルシング』ファイナルとなるシーズン5へ更新

米ケーブル局の米Syfyが製作する、モンスターハンターのヴァン・ヘルシングからインスピレーションを得たホラーファンタジー『ヴァン・ヘルシング』。同作が、ファイナルとなるシーズン5への更新が決定した。米Hollywood Reporterが報じている。

ヴァン・ヘルシングは、吸血鬼ハンターの名誉教授としてブラム・ストーカーの小説に登場し、その後はモンスターハンターの代名詞的存在となって様々な映画や漫画などで取り上げられてきた。本シリーズではヴァン・ヘルシングの娘ヴァネッサ・ヘルシング(ケリー・オーヴァートン『トゥルーブラッド』)が主人公となり、ヴァンパイアの支配下に落ちた世界を救うため、彼らとの闘いに身を投じていく物語。

12月20日(金)にシーズン4の放送を終えた本作だが、更新決定はその数日前となる12月17日(火)に発表となり、ファンにとっては最終話前に嬉しい知らせが届くこととなった。製作総指揮のチャド・オークス(『ゴースト・ウォーズ』)は、この更新を受けて以下のようにコメント。「『ヴァン・ヘルシング』の物語が結末を迎えられることをとても嬉しく思っております。素晴らしいキャスト、スタッフ、米Syfy、そしてNetflixと加Super Ecranの協力がなければ成し遂げられませんでした」

また、米Dynamic Televisionのダニエル・マーチは、「米Syfyとファンの皆様に感謝を述べるとともに、『ヴァン・ヘルシング』をとても誇りに思っています。自分たちの思っていたような過程を踏んできちんと幕を閉じられること、そしてその物語、キャラクター、そしてファンが望むような結末をお見せできることを嬉しく思います」と語り、本作が打ち切りなどではなく終了することを喜んだ。

全13話構成となる新シーズンは、2020年に放送予定でロケは同年始めに開始する。同作の視聴率はそれほど良いわけではないが、米Syfyにとって低予算で放送できる作品という利点があることから、ここまでの更新が実現してきた。超常現象ホラー『ワイノナ・アープ』や世紀末ドラマ『Zネーション』に続く低予算ヒット作となった。

『ヴァン・ヘルシング』は、ケリーのほかに、ヴィンセント・ゲイル(『SUPERNATURAL』)、ローラ・メネル(『ALPHAS/アルファズ』)、ミッシー・ペリグリム(『ルーキーブルー ~新米警官 奮闘記~』)、ジョナサン・スカーフ(『イコライザー2』)らが出演している。

『ヴァン・ヘルシング』は日本ではNetflixにてシーズン1から3まで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ヴァン・ヘルシング』