「2019年、最もアメリカで視聴された配信サービスの番組」に選ばれた『スター・ウォーズ』シリーズで初となる実写版ドラマ『マンダロリアン(原題:The Mandalorian)』。いよいよ今週末、日本でも配信スタートする本作の場面写真&吹替えキャストの決定とコメントが到着した。
ディズニーの配信サービス「Disney+」のオリジナルドラマである『マンダロリアン』は、マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズを手掛け、『アイアンマン』では監督・出演していたジョン・ファヴローのアイデアから生まれた。
「この作品は、新しい世界で活躍する一匹狼のガンマンであり賞金稼ぎの男の物語がベースとなっています。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の最後で帝国が崩壊し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でファースト・オーダーが台頭する前の30年間についてはこれまで語られていなかったので、私にとっては非常にやりがいのあるものでした。また、ジョージ・ルーカスが作ったオリジナルの『スター・ウォーズ』が西部劇でありサムライ映画でもあったように、本作もそれらに強く影響を受けています。『スター・ウォーズ』の様々な隠れたメッセージも本作には含まれていますが、ファンのみんなにはまずは純粋にこの物語を楽しんで欲しいですね!」とコメントを寄せている。
『マンダロリアン』の舞台は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』 から5年後。帝国が崩壊し、ファースト・オーダーが台頭する前の時代。銀河には中央政府が存在せず、人々は自分の身は自分で守るしかなく、無法者たちは誰からも干渉されずに独自のルールで生きている。
そんな時代にバウンティハンター(賞金稼ぎ)として生きる一匹狼の凄腕ガンファイターであるマンダロリアンは、T字型バイザー付きマスクに象徴される惑星マンダロアの戦士のアーマーに身を包み、誰も寄せ付けないほどの圧倒的な強さを誇っていた。
ある日マンダロリアンは、バウンティハンター・ギルドのリーダーであるグリーフ・カルガからある高額な報酬の仕事を依頼される。その仕事とは、ある標的を連れてくること。早速、目的地に向かったマンダロリアンだったが...。
主人公マンダロリアンを演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役でも知られるペドロ・パスカル。彼は役作りとして、クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』シリーズの「名無しの男」からインスピレーションを受け、西部劇と日本の"侍"が融合し「振り向きもせず、姿勢も崩さずに、ストームトルーパーを正確にブラスターで撃つことができる凄腕のガンマン」と語っている。
そして、そのマンダロリアンの吹替えをするのは、映画『スター・トレック』のジェームズ・T・カーク役(クリス・パイン)や、海外ドラマでは『シカゴ・ファイア』のケリー・セブライド(テイラー・キニー)、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のルーク・アルヴェス(アダム・ロドリゲス)などを担当する阪口周平。
阪口は、本作の主役に決まった時を振り返り、「とにかく嬉しかったし、自分の中で一つ悪いジンクスを乗り越えた気持ちでしたね。というのも僕は過去2回『スター・ウォーズ』タイトルのオーディションを受けていて両方とも落ちていたので、『スター・ウォーズ』とは縁がないのかなと思ってました。まさに三度目の正直!」と語っている。
その他、ベテランの兵役経験者だが、今では社会復帰できない"はみ出し者"として生きているキャラ・デューン(ジーナ・カラーノ『デッドプール』)役には鷄冠井美智子。賞金稼ぎギルドのリーダーであるグリーフ・カルガ(カール・ウェザース『ロッキー』)役は楠見尚己、スレンダーな暗殺ドロイドIG-11(タイカ・ワイティティ『マイティ・ソー/バトルロイヤル』監督)役に上田燿司、常に眉をひそめたドロイドであるアグノート(ニック・ノルティ『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』)役に堀越富三郎。
<元反乱軍のショック・トルーパー キャラ・デューン>
<賞金稼ぎギルドのリーダー グリーフ・カルガ>
Photo:『マンダロリアン』(c) 2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved