エミー賞3度受賞のジェームズ・スペイダー主演で2013年秋より米NBCで大ヒットしているクライムサスペンス『ブラックリスト』。現在米国で放送中のシーズン7に、『NIP/TUCK マイアミ(ハリウッド)整形外科医』でジュリアナ・マクナマラを演じていたジョエリー・リチャードソンが出演することがわかった。その役どころについて米TV Lineが報じている。
本作は、世界中のあらゆる犯罪に裏で関与してきた国際的な最重要指名手配犯レイモンド・レディントン=通称・レッドが主人公。ある日突然、FBIに出頭してきた彼は自身が関わってきた様々な凶悪犯罪者たちの情報を提供すると申し出るのだが、新人捜査官のエリザベス・キーンを担当にしろという条件を付けてくる。それまで全く面識すらなかった二人の関係やレッドの狙い、過去と事件が交差するクライムサスペンスだ。
今回ジョエリーが演じるのは、カサンドラ・ビアンキという名の女性。優雅で魅力的だが冷酷なカサンドラは、抜け目のない犯罪者。人生で最大のだましを働こうとする。しかし友人を騙そうとしたことでそれまで調子の良かった人生がスローダウンしてしまい、未来を変えたいと願っている。だが、状況は悪くなる一方で、生き残るために昔に知り合いであり、恋仲とも言える関係だったレッドと協力せねばならないことになるという展開のようだ。
本作の脚本と製作総指揮を担うジョン・アイゼンドレイスは、レッドとカサンドラの関係を次のように語った。
「ジョエリーが演じるカサンドラは、レッドと過去に深いつながりがあります。この二人を、レッドにとって特別な関係だった人を描くことを楽しんでいます。カサンドラはレッドにとってそんな特別な人なのです。これは、『ブラックリスト』の本編に関わりのない余分な、(通称)ボトルエピソードというわけではありません。楽しく、毎週のエピソードのパターンとは異なる、そして信じられないくらい素晴らしい推理物語なのです。アガサ・クリスティーへのオマージュでもあるのです」
どうやら本編とはあまり関連のないエピソードで、レッドの過去の女性として描かれるカサンドラだが、推理小説のような物語になるという点も期待が持てそうだ。『ブラックリスト』シーズン7は、米NBCにて毎週金曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)
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