『GIRLS』レナ・ダナムが依存症の日々を告白「人生の終わりだと思った」

米HBOの人気ドラマ『GIRLS/ガールズ』のクリエイターであり、主人公ハンナを演じたレナ・ダナム。女優・クリエイター・プロデューサー・監督・脚本家として多才ぶりを披露する彼女が、薬物依存でリハビリ施設に入所した時の心境を告白している。米Indie Wireが伝えた。

依存症などに苦しむ女性を支援する慈善団体、ペギー・アルブレヒト・フレンドリー・ハウスのイベントに出席したレナは、薬物中毒の治療のために施設に入所した時に「自分の人生は終わったと思っていた」という。

TVの世界で成功を収めていた彼女は、薬物依存者は堕落した人間だと思っていたそうで、「大切なものをすべて失ったような気持ちになったの。交友関係、身体、キャリアが台なしになったとね。(依存症であることを)誰かに気づかれてしまうことも怖かった。人が(今の)私と一緒に仕事をしたり、キスをしたり、遊んだりしたいと思ってくれるのか、そして私が今までやってきたことすべてが、依存というフィルターを通して見られてしまうのではないかと考えていたの」と当時の思いを吐露した。

「"私"でいることで耐えられないほど深く傷つくこともある。でも、"私"でいることはスーパーパワーでもあって、それはみんな同じだと思うわ」とレナ。うつ病と依存症との闘いを経て、1年半以上にわたりシラフの状態を維持している現在は、「私の想像を超える人生を送っている」という。

苦しい時期を乗り越え、再びTVの世界にカムバックしたレナ。現在は監督・製作を手掛けるHBOの新作ドラマ『Industry(原題)』の製作が進められており、同作は本国で2020年中に放送される予定だ。(海外ドラマNAVI)

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『GIRLS/ガールズ』
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