大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』ユニバースのスピンオフ第2弾となる『The Walking Dead: World Beyond(原題)』(以下『World Beyond』)の米AMCでの放送開始日が発表された。米Colliderが報じている。
『World Beyond』は、ハックとアイリスという二人の若い女性を主人公に、世紀末的な世界で育つ最初の世代に焦点を当てたシリーズ。
本家『ウォーキング・デッド』シーズン10最終話が、新型コロナウイルスに感染拡大の影響により撮影が遅れ、10月4日(日)21:00に変更されたが、本作も同日に移動し、本家のあと10月4日22:00より放送されることが「Comic-Con@Home」で発表された。
AMCはその放送開始に合わせて、この新スピンオフは2シーズンしか製作されない予定だとも明かした。同局はこれから新しいドラマシリーズを模索しながら前進していくとも伝えられている。
なお、今回の舞台はアメリカ中西部のネブラスカ。それについて『ウォーキング・デッド』ユニバースのチーフ・コンテンツ・オフィサーであり、『World Beyond』のクリエイターも務めるスコット・M・ギンプルは、米Entertainment Weeklyのインタビューの中で以下のように説明している。「あそこは(東部の)ウェストバージニア州とも(中東部)のジョージア州とも異なる。そこを選んだのは、(これまでの作品とは)まったく別の生活を見せたかったからだ」
ギンプルはさらに、これまでのシリーズで命を落としたり退場したキャラクターを新作シリーズに再び登場させたり、彼らのその後を描くアイディアがあるともコメントしている。よって、CRMという組織はすでに『ウォーキング・デッド』と『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』の中でも登場しているが、『World Beyond』に懐かしのキャラクターが姿を見せる可能性も十分考えられそうだ。
キャストは、ハック役にスパイドラマ『ジ・アメリカンズ』で4シーズンにわたりロシア人秘書ニーナ・セルゲーヴナ・クリローヴァを演じたアネット・マヘンドル。アイリス役には、ノア・ワイリー(『ER 緊急救命室』) 主演の犯罪ドラマ『The Red Line(原題)』に出演していた19歳の新進女優アリーヤ・ロイヤル。そのほかに、今を生きるタイプのホープ役でアレクサ・マンスール(『レジデント 型破りな天才研修医』)、大人びた性格のエルトン役でニコラス・カントゥ(『LEGO スター・ウォーズ/フリーメーカーの冒険』)、孤独を好むサイラス役でハル・カムストン(『Bilched(原題)』)、有言実行の勇敢なフェリックス役でニコ・トルトレッラ(『サバヨミ大作戦!』)、CRMと呼ばれる謎の組織のリーダー、エリザベス役でジュリア・オーモンド(『サブリナ』)が出演する。第1話の監督を務めるのは、ジョーダン・ヴォート=ロバーツ(『キングス・オブ・サマー』『キングコング:髑髏島の巨神』)。
スピンオフ第2弾の日本での放送は現時点で未定。動きがあり次第、お伝えしたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『The Walking Dead: World Beyond』
(C)Jojo Whilden/AMC