『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のあの捜査官、『グレアナ』ションダ・ライムズのNetflix初ドラマに出演

大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』や、『スキャンダル 託された秘密』『殺人を無罪にする方法』などのヒット作を米ABCで生み出してきたクリエイターのションダ・ライムズ。米ドラマ界に欠かせない存在の彼女とその制作会社ShondalandがNetflixと複数年契約を結んだのは2017年のこと。その彼女がNetflixで手掛ける最初のドラマ『Inventing Anna(原題)』に、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のあの捜査官役の俳優が名を連ねていることが明らかになった。米Deadlineが報じている。

各話1時間で全10話構成のこの新作は、プロデューサーも務めるジェシカ・プレスラーによるニューヨーク・マガジンの記事「How Anna Delvey Tricked New York"s Party People (原題)」(=アンナ・デルヴェイはいかにしてNYのパーティーピープルを欺いたか)に着想を得ている。

ドイツの大富豪の令嬢になりすまし、NYの社交界で人気をさらいながら彼らの富を巻き上げた、インスタグラムの女王アンナ・デルヴェイ。能力を認めてもらえないことに不満を抱くあるジャーナリストが彼女の事件を調査することに。アンナはニューヨーク随一の詐欺師なのか、それとも単に新たなアメリカン・ドリームの体現者なのか? アンナが裁判を待ち受けるかたわら、ニューヨーク最大の疑問となった、アンナ・デルヴェイとは何者かという問いに答えを出そうと奔走する記者。いつしかアンナと記者の間には、愛憎入り混じった奇妙な絆が生まれていく――。

今回出演が明らかになったのは、『NCIS 』のアレクサンドラ・"アレックス"・クイン役や『ブルー・ブラッド』のジャッキー・クラトーラ役で知られるジェニファー・エスポジート。

ジェニファーは、ソーシャルゲームに秀でているライフスタイルブランドを所有するセレブ、タリア・モーレイを演じる。主人公のアンナは、Netflixの犯罪ドラマ『オザークへようこそ』のルース役で知られるジュリア・ガーナーが演じ、アンナの事件を調査する野心的なジャーナリスト役に、政治コメディドラマ『Veep/ヴィープ』のアンナ・クラムスキーが決まっている

さらに『スキャンダル』で主人公オリヴィア・ポープが率いる危機管理チームのメンバー、クイン・パーキンス役で知られるケイティ・ロウズが、自分の人生を潰しかけたアンナを盲目的に崇拝するレイチェル役で、また同じく『スキャンダル』からサイラス・ビーン役のジェフ・ペリーが出演。また、女囚コメディドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のトランスジェンダー、ソフィア役でおなじみのラヴァーン・コックスが、アンナに翻弄されつつも問題に巻き込まれることなく、自分を維持するセレブのパーソナルトレイナーでライフコーチでもあるケイシー役を演じることになっている。

その他のキャストには、アリアン・モーイエド(『キング・オブ・メディア』)、アンダーズ・ホーム(『ゲームオーバー!』)、アンナ・ディーヴァー・スミス(『ナース・ジャッキー』)、テリー・キニー(『OZ/オズ』)などがいる。

人気映画『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケルがパイロット版と2話目で監督を務め、ライムズとベッツィ・ビアーズ(『グレイズ・アナトミー』)と共同製作総指揮を担う。

Netflix作品やライムズ作品の関係者の多くが集結する『Inventing Anna』は2020年中に配信予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』 (c) 2016 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.