『アンビリーバブル』トニ・コレット出演、戦慄ミステリーのベストセラー小説をNetflixでドラマ化

Netflix製作による実録犯罪ドラマ『アンビリーバブル たった1つの真実』で、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門助演女優賞にノミネートされたトニ・コレットが、戦慄ミステリー界の新女王と名高いカリン・スローターのベストセラー小説「彼女のかけら(原題:Pieces of Her)」のドラマ化に出演が決定し、Netflixと再びタッグを組むことが明らかとなった。米TV Lineが報じている。

ある日外出先で母娘を襲った衝撃の事件。その時娘が見たのは、平凡な女性だと思っていた母が隠し持つ全く別の顔だった...。2018年に出版されたアメリカ出身の推理作家カリン・スローターによる同名小説のドラマ化となる『Pieces of Her(原題)』は、物静かなジョージア州の町を揺るがせた暴力行為の結果として起きた出来事、そして30歳の女性アンディ・オリヴァーと彼女の母親ローラとの関係が描かれる。

ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。震える彼女の前に立ちはだかったのはトニ扮する母、ローラ。ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った――顔色ひとつ変えずに。呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。母は瞬く間に時の人となるが...。

ある答えを求めてアメリカを横断する危険な旅に出たアンディが、彼女の家族に隠された暗い真実に引き寄せられる。母親ローラは優しく好感が持てる控え目な言語病理学者で、最初は完璧な南部女性のように見えるが、ローラの過去に存在した人物が彼女の人生を脅かすようになり、視聴者はローラに隠された裏の顔を発見することになるようだ。

全8話となるシリーズでメガホンを取るのは、英人気ドラマ『ダウントン・アビー』でエピソード監督を務めたミンキー・スパイロ。『HOMELAND』でペンを執ったシャーロット・スタウトが脚本・ショーランナーを務め、スタウトは原作者のスローターとレスリー・リンカ・グラッター(『HOMELAND』)、ブルーナ・パパンドレア(『ビッグ・リトル・ライズ』)と共同製作総指揮も務める。

オーストラリア出身のトニは、ホラー・サスペンス映画『シックス・センス』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、製作総指揮も務めたホラー映画『ヘレディタリー/継承』で見せた壮絶な演技が大きな話題を呼んだ。

その他にもアクション映画『トリプルX:再起動』や文芸映画『めぐりあう時間たち』など幅広いジャンルの作品に出演。また、映画だけでなくコメディドラマ『ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ』では五重人格の主人公を熱演しゴールデン・グローブ賞とエミー賞を受賞。犯罪ドラマ『HOSTSGES ホステージ』や『ワンダーラスト:幸せになるためのセラピー』といったシリーズでドラマ界でも活躍している。

『Pieces of Her』に出演するトニ以外の配役はまだ発表されていない。配信開始日など新たな情報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:トニ・コレット© Beth Dubber/Netflix