1970年代に3シーズンにわたり放送された『燃えよ!カンフー』のリブート版の主役が決定し、アジア系の新進女優が抜擢されたことが明らかとなった。米Comicbook.comが報じている。
米ABCで1972年~75年にかけて製作されたオリジナル版では、アメリカ人の父と中国人の母を持つケインが主役だったが、リブート版では中国系アメリカ人のニッキー・チェンが主人公となり、ドラマシリーズに初めて主演する新進女優のオリヴィア・リアンに決定した。
オリヴィアは、米CWの人気ホラードラマ『オリジナルズ』のスピンオフ『レガシーズ』でアリッサ・チェンを演じた他、ファミリードラマ『ワンデイ -家族のうた-』や『グレイズ・アナトミー』などにゲスト出演している。
リブート版では、大学を中退した主人公ニッキーが中国の人里離れた修道院へ、人生を変えるような旅路に出る。しかし、故郷で犯罪と腐敗が蔓延していることを知り、彼女は武道のスキルと少林寺の価値観を用いて人々を守り、悪を正義の下で裁いていく。それと同時にニッキーは、恩師を殺して今は自分の命も狙っている殺し屋を見つけ出そうとするストーリーだ。
話題の新作ドラマで大役をつかんだオリヴィアが自身のTwitterで、これまでに仕事を3つも掛け持ちして家賃の支払いにも苦労していた過去を明かし、自分を支えてくれた家族や友人に感謝してリブート版に主演する喜びを綴った。
-- Olivia Liang (@olivialiang_) February 26, 2020
またニッキーの両親役でツィ・マー(『メッセージ』『エージェント・オブ・シールド』)、ケン・フア・タン(『クレイジー・リッチ!』)がキャスティングされている。
リブート版『燃えよ!カンフー』は、『ブラインドスポット』や『HAWAII FIVE-0』などで脚本を手掛けたクリスティーナ・M・キム、『ブラインドスポット』でクリエイターを務めるマーティン・ゲーロ、そして『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』のグレッグ・バーランティとサラ・シェクターらが製作総指揮を担う。(海外ドラマNAVI)
Photo:オリヴィア・リアン