『SUPERNATURAL』ディーンは一人っ子だった!クリエイターが明かす元々の構想

米CWの大人気超常現象アクションドラマ『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』がシーズン15をもって終了することはすでにお伝えしている通り。現在は新型コロナウイルスの影響により放送休止中だが、この間にもキャスト・スタッフの思いは常に番組とともにある。最近のインタビューで本作の歴史を振り返ったクリエイターのエリック・クリプキは、元々の構想は全く別ものだったことを明らかにした。

ウィンチェスター兄弟なしで『スーパーナチュラル』を想像することはすでに困難だが、クリプキは米Entertainment Weeklyのインタビューの中で、パイロット版の初稿ではジェンセン・アクレス演じるディーンにフォーカスしていたことを告白。

そう、『スーパーナチュラル』のパラレルユニバースでは、ディーンは一人っ子で、『事件記者コルチャック』(中年記者のコルチャックが超常現象に絡んだ事件を取材し、事件の真相を突き止めていくという物語)を模したような作品として企画されていたという。しかし、クリプキはこのドラマは兄弟を中心に据えたほうがより良いものになると思い、脚本の書き直しを決断。パイロット版の撮影後に全ての計画が変更され、無事サム(ジャレッド・パダレッキ)&ディーンのウィンチェスター兄弟が誕生することになったのだ。

クリプキは「サムとディーンが母親について話したのは、橋の上の場面だった」話し、「彼らの化学反応と、兄弟としての絆を見ることができたのは、その場面が初めてだった。それは、私が常々、兄弟の関係がどう思われるかによってこのドラマの行く末が決まると言ってきたからだ」と兄弟であることが本作にとっていかに重要だったかを説明している。

『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』はCWにてシリーズ最終章となるシーズン15を放送していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために製作を一時中断。残りのエピソードは製作再開後に予定通り放送される。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』(c) 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.