国際派英国人推理作家ニコラス・フリーリングの傑作推理小説を現代的にアレンジしドラマ化。英ITVの最新ミステリードラマ『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿(原題:Van der Valk)』がAXNミステリーにて日本初放送となる。
『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿』は、ニコラス・フリーリングの代表作で1960年代から発表された「ファン・デル・ファルク」シリーズをドラマ化し、今年4月にITVで放送されたばかり。そして同日同時間帯で視聴率ナンバー1を獲得し、大ヒットデビューを果たした。
本作を手掛けるのは、『バーナビー警部』『オックスフォードミステリー ルイス警部』などの脚本家クリス・マーレイと、『ミス・マープル』『名探偵ポアロ』などの数々の大ヒットミステリーを手掛けたプロデューサー、ミッチェル・バックがタッグを組む。正統派の英国ミステリーでありながら異国文化も味わえる最新ミステリードラマだ。
舞台はオランダ・アムステルダム。ある日の朝、一人の若者と男性の遺体が別々の場所から発見された。捜査に取りかかったファン・デル・ファルク警視たち犯罪捜査班のチームは、若者の恋人も行方不明であることに気づく。このカップルはある政党を支持しており、間近に控えた選挙に向けて精力的に活動していた。調べを進めるうち、一連の事件は選挙と関係があるのではないかとファルクは考え始める。
いつも仏頂面で近寄りがたいが、実は女性に優しく(モテモテ)、頼れるリーダーである主人公ファルクを演じるのは、『華麗なるペテン師たち』や『SAFE 埋もれた秘密』の出演で知られるマーク・ウォーレン。ファルクの右腕的存在であるルシエンヌ役にはメイミー・マッコイ(『マスケティアーズ/三銃士』)、天才的分析力を持つクルーバス役でエリオット・バーンズ・ウォーレル(『ドクター・ドリトル』)が出演する。
本作には、アムステルダムの象徴である美しい運河の街並みやファンが多いオランダの画家フェルメール作品の所蔵で有名なアムステルダム国立美術館が登場する。第1話では、フェルメールの作品が事件のキーアイテムとして登場するのだが、なんと「牛乳を注ぐ女」他フェルメール作品は"本物"であることも見逃せない。
(左の絵画「牛乳を注ぐ女」)
世界的に有名なオランダの麻薬政策の状況が垣間見える事件や、エコ先進国のオランダらしいエコ・ファッションにまつわる事件等が描かれる。また、毎年LGBTの平等を祝うイベントが行われているアムステルダムらしく、LGBTが日常的に描かれたり、さらに移民を多く受け入れていることで知られるオランダらしく、事件関係者にシリア難民が登場する。
『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿』(全3話)は、7月18日(土)16:00よりAXNミステリーにて一挙放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿』(c) Company Pictures and all3media international