『ハンニバル』クリエイターがシーズン4の構想を明かす、パンセクシャルのハンニバルとウィルの関係

2013年から米NBCにて3シーズンにわたり放送されたサイコ・サスペンスドラマ『ハンニバル』の復活が囁かれているなか、主要キャスト&スタッフが集結したバーチャル・リユニオンが開催された。そのイベントで、クリエイターが実現するかもしれないシーズン4のテーマについて語った。米Indie Wireが報じている。

トマス・ ハリスの小説「レッド・ドラゴン」にインスパイアされた『ハンニバル』は、若かりし日の殺人鬼ハンニバル・レクター博士(マッツ・ミケルセン)と、FBIプロファイラーのウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)が繰り広げる複雑な関係を描いたダークなサイコ・スリラー。

7月11日にYouTubeで配信されたバーチャル・リユニオンでは、シリーズが復活する可能性があるかどうかも話題に上り、クリエイターを務めたブライアン・フラーが、シーズン4はハンニバルとウィルの間に漂っていた性的な緊張感に光を当てたいと語った。

フラーは、間違いなくウィルは性的にストレートだが、ハンニバルはパンセクシャルだと見なしているとも述べた。パンセクシャルとは、相手の性別やジェンダー・アイデンティティに関係なくあらゆる人に恋をしたり性的願望を抱いたりすることで、相手の性別を意識するバイセクシャルとは一画を成すセクシュアリティ。

フラーは続けて、ハンニバルとウィルのセクシュアリティについて次のように分析している。「マッツとの初めてのミーティングで、すぐに彼はハンニバルの定義をひっくり返した。ハンニバルは異性愛と同性愛の世界だけに属しているわけではないんだ。一方、ウィル・グラハムは異性愛者だけど、彼のセクシュアリティは流動的だね。今の二人の関係をいかに最も的を得た言葉で表現するか、私たちは腰を下ろして答えを探すために会話の場を持たなければならないだろう」と述べ、明らかにフラーはシーズン4の構想が念頭にあるようだ。

さて、製作スタッフやキャスト、ファンが望むようにシリーズは復活できるのだろうか? 今後の展開に進展が見え次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ハンニバル』公式Twitterより